
奈良さん初のリトグラフ作品のシリーズ。版に直接描く技法であるリトグラフならではの、スピード感のある輪郭線や色使いが、ドローイングに近い魅力をかもし出しています。モチーフには奈良さんおなじみの少女たちが登場。和紙の風合いも温かみを添えています。今年8月東京で最初に発表されたできたてほやほやの新作で、今までの版画作品とはまた一味違った魅力です。この女の子、佐賀町エキジビットスペース最後の展覧会「エモーショナルサイト」での展示の際に、壁に直接描かれていました。覚えている方、いらっしゃいましたか?
1959年12月5日、青森県弘前市生まれ
弘前の県立高校卒業後、武蔵野美術大学、愛知県立芸術大学及び大学院で絵画を学ぶ。
1988年ドイツに渡り、国立デュッセルドルフ芸術アカデミーに入学、A.R.ペンクに師事する。その後ケルンに在住し創作活動を展開。2000年夏、帰国し活動拠点を日本に移す。ムカついた表情の女の子や犬のキャラクターが「カワイー」と呼ばれ、画集ばかりでなく、絵本、写真集、Tシャツ、ぬいぐるみなどのグッズが飛ぶように売れる最も忙しいアーティスト。フィギュア人気にあやかった村上隆の作品と並ぶと個性の違いが明らかだが、まるで60年代アメリカン・ポップ・アートが再来したかのようだ。
作品に登場する子供のイメージは、お絵かきや漫画を読みふけることで寂しさを紛らせていた鍵っ子の奈良の自画像とも言える。子供特有のはじける笑顔は見られず、コクトーのアンファン・テリブル(恐るべき子供たち)を思い出させる、残忍さを秘めた可愛らしさだ。
| 制作年 | 2003年 |
|---|---|
| エディション | ED -/72 |
| サイン | あり |
| 技法 | リトグラフ |
| シートサイズ (縦×横) |
65.7x50.2cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白木/うかせ |
| 額寸 (縦×横×奥) |
70.1x54.2x4cm |
| お届け期間 | --- |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 3000ドル (2007/03/15 更新) |
| A000-00369 |