
1990年2月16日、31歳の若さで他界したキース・へリング。この作品は89年のクレジットとなっていますので、亡くなる1年前の作品ということになります。左に見えるかぎ爪のかたちをしたモチーフは晩年の作品にしばしば登場しています。89年には「王様」というリトグラフを50部限定で出していますが、同時期に制作されたものと考えられます。80年代といえば、東京ではパルコがオープン、またMTVが全盛期を迎え、ブレイクダンスが巷を席巻し、そしてNYでのキース・ヘリングのグラフィティも抜きにして語ることはできません。まさに時代の象徴とも言うべき存在でした。(MTVにデュラン・デュランが出演したときにスタジオ全体を即興でペイントしたときの模様など覚えていらっしゃる方もいるのでは?)その頃はポスターで持っていたという方も、この機会に額に入った本格的な作品を一点いかがでしょう。折りしもアート市場で、2004年頃からキース・ヘリングの人気は急騰中です。
1958年5月4日、ペンシルヴァニア州カッツタウン生まれ、1990年2月16日没
20歳の時に引っ越したニューヨークで、バスキア、ケニー・シャーフたちと出会い、美大卒なのに地下鉄の広告板の黒い紙にチョークで落書き(サブウェイ・ドローイング)をはじめる。トニー・シャフラッツィのギャラリーでアシスタントの仕事につくが、すぐに取り扱い作家の一人となり82年に個展開催。1986年落書きをやめ、キャラクターを商品化してポップ・ショップを開店する。1989年エイズ感染を公表、エイズ知識を広めるためのキャンペーンにかかわり、キース・ヘリング財団を設立したが翌年亡くなった。彼のシンプルかつユニークなキャラクターは、直接には漫画から出てきたものだが、学生時代ロラン・バルトやウンベルト・エーコなどの構造主義の記号学を学び、ウイリアム・バロウズの詩を参考としつつ、言語的な記号による絵画表現を模索した結果なのである。 1997年ホイットニー美術館で大回顧展が開催され、1993年、東京の三越美術館で、2000年には伊勢丹美術館で回顧展開催。
| 制作年 | 1989年 |
|---|---|
| エディション | TP ---/--- |
| サイン | あり |
| 技法 | リトグラフ |
| シートサイズ (縦×横) |
55.9x75.6cm |
| 作品の状態 | 極めて良好(Excellent) |
| 額仕様 | 白木/マット |
| 額寸 (縦×横×奥) |
72.8x85.9x3.2cm |
| お届け期間 | 3営業日以降 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 5000ドル (2005/06/29 更新) |
| A000-00528 |