
色数を目で追っていくと21色はありそうだ。原色に近い色も使われているが、不思議に派手な感じはしない。規則的に画面が21の四角形に細分化され、それぞれに立方体あるいは直方体が描かれている。六面体のキューブの3面が3色に塗り分けられ地の色との4色が1つのユニットになっている。21色から4色を選んで21のユニットを塗り分ける塗り分け方の組み合わせは何通りあるだろう、といつのまにか、ミニマル・アートの順列組み合わせの数学に基づいた制作方法の考え方にはまってしまう。さらにルイットは形の配置を線対称に変化させ、色の塗りわけも変えたヴァリエーションを3点、モノクロの作品を1点制作している。誰が見ても色の組み合わせがしっくりくる暖色基調の1点を選んでみた。マットな質感が目に優しく、キリムなどテキスタイルに関心のある人にも抵抗なくアートに入っていけるだろう。
1928年、コネティカット州ハートフォード生まれ
シラキュース大学(ニューヨーク州)で学んだ後、37歳になるまで画廊で最初の個展を開くチャンスに恵まれなかった。随分遠回りしたようだが、翌年から欧米の美術館での重要な展覧会に出品が相次ぐようになる。特にハーグ市立美術館「ミニマル・アート」展(1968年)は、70年代に美術の主流となる傾向を先取りしたものだった。作品の基本的要素である、形、色、素材をミニマル(最小限)なものにとどめ、感情表現や想像を徹底的に排除し抑制された表現は、デカルトの数学的合理主義即ち近代の科学的思考に基づくものと考えられた。ジャングルジムを思わせるグリッド(格子状)のルウィットの立体作品について、「これら構造物のもっとも精巧なものには、純粋な形式言語に翻訳された完全な哲学体系との類似が見られる」と評された。80年代以降巨大な壁画やインスタレーションの一種であるウォール・ドローイングへ表現の規模を拡大している。1978年ニューヨーク近代美術館で回顧展開催。2000年サンフランシスコ近代美術館での回顧展が、ホイットニー美術館、シカゴ現代美術館を巡回した。
| 制作年 | 2001年 |
|---|---|
| エディション | ED XXX/50 |
| サイン | あり |
| 技法 | リノカット |
| シートサイズ (縦×横) |
88.8x108cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白/マット |
| 額寸 (縦×横×奥) |
93.5x112.5x4.1cm |
| お届け期間 | 約4週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 3500ドル (2007/10/09 更新) |
| A000-00024 |