
92年のドクメンタで脚光を浴びて以来、現在もっとも注目される画家の1人に数えられているリュック・タイマンス。日本でも2000年にオペラシティ・ギャラリーで本格的な回顧展が催されました。ありふれた日常を描き出しながら、どこか寂しげな感じと、そして限りない静けさをその画面のうちに封じ込めるタイマンスの作品には、同じ時代を生きる我々の心の琴線を揺らす何かがあります。タイマンス・ホワイトとも言うべき、あのクールな白い画面を感じてください。
1958年、ベルギー、モートセル生まれ
ベルギーで地道な制作活動をしていたタイマンスだが、1992年、カッセルのドクメンタ(4,5年ごとに開催される国際現代美術展)で大きく注目され、欧米を中心に数多くの展覧会に出品するようになり、各地のビエンナーレの常連アーティストとなった。 80年代初め、絵を離れて映画を作っていた時期に、習得したカメラワーク、クローズアップやモンタージュなどがその後の絵画制作に反映している。無表情な顔、ひと気のない部屋、無機質で孤独な雰囲気のはずが、透明感、癒しといったプラスの効果をもたらす不思議な絵画である。戦争やホロコーストといった重苦しいテーマを扱っても、感情表現を排して淡々とイメージを描く、それでかえって真の表現が可能となる。タイマンス自身が言うように、アンソール、マグリットと独特のベルギー絵画を生み出した後継者なのだ。不安な今の時代に最も相応しいアートに違いない。
| 制作年 | 2003年 |
|---|---|
| エディション | オリジナルドローイングの為エディション番号なし |
| サイン | |
| 技法 | モノプリント |
| シートサイズ (縦×横) |
44.1x34.3cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | ふきとり |
| 額寸 (縦×横×奥) |
54.1x43.3x3cm |
| お届け期間 | 約4週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 4500ドル (2005/12/02 更新) |
| A000-00173 |