
2001年に東京都現代美術館で村上隆の回顧展「召還するかドアを開けるか回復するか全滅するか」が行われた際に出品されていた作品「二重螺旋逆転」の版画がこちらです。題名の通り、ネガポジの反転したイメージによって“DOB君”が描かれています。金地の背景とのコントラストが鮮やかです。DOB君は90年代初めから描かれ続けている村上隆の代表的キャラクターですが、初期のベーシックなそれに比べ、融解し目の数もどんどん増えていった、2001年の「Melting DOB」以降の流れを汲む最近のバロック的作風によるものです。2003年にNYロックフェラーセンター前の屋外展示が話題を呼んだ村上隆ですが、そのときの展覧会タイトルも同じく「二重螺旋逆転」でした。そのことからも、現在の村上隆作品の主流に連なる一枚と言えます。
1962年、東京生まれ。
東京藝術大学で日本画科を専攻。93年論文「意味の無意味の意味」で博士号取得。94年ロックフェラー財団のACCグラントによりP.S.1 ART PROJECTの招待を受け、ニューヨークに滞在。90年代後半以降、ポップとオタクを合わせた「PO+KU ART」のコンセプトを元にアニメやフィギュアなどオタク文化に近接したアート作品を発表し始める。また2000年頃からは「SUPERFLAT」というコンセプトを提唱、自身の作品制作以外に同名の展覧会を企画し、ウォーカーアートセンター(U.S.A.、ミネアポリス)他、海外の美術館を巡回した。 ISSEY MIYAKEやルイ・ヴィトンとのコラボレーションなどジャンルを超えた活動も目立つ。2003年には六本木ヒルズのイメージキャラクターの制作も手がけた。同年5月には、オークション大手のクリスティーズにて、代表作の一つ「Miss Ko2」が57万ドルという高値で落札されて話題に。取り扱いギャラリーは小山登美夫ギャラリーを始めとして、ブラム・アンド・ポー(ロサンゼルス)、マリアンヌ・ボエスキー・ギャラリー(N.Y.)など。
| 制作年 | 2001年 |
|---|---|
| エディション | ED 96/300 |
| サイン | あり |
| 技法 | オフセット |
| シートサイズ (縦×横) |
49.8x49.8cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白木/マット |
| 額寸 (縦×横×奥) |
63.5x63.5x2cm |
| お届け期間 | 約2週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 2450 ドル (2005/08/08 更新) |
| A000-00552 |