
六本木ヒルズに設置されている巨大な蜘蛛の彫刻でお馴染み、アメリカを代表する彫刻家ルイーズ・ブルジョワによる1999年のリトグラフ作品です。ルイーズ・ブルジョワは同年の第48回ヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞を始めとして、数々の栄誉ある賞を受賞。また展覧会はほぼひっきりなしに世界各地で行われています。(2007年にもテート・モダンで回顧展が予定されています) 常に何かのメタファーとして描かれているブルジョワの作品ですが、初期の絵画にも樹木を描いた作品があり、作家はこう語っています。「木とは誰か想いをはせる人のことを描いたポートレートである。植え、水を遣り、常に心を配る。例えばそれは子供にも喩えられる。また“愛されし人”とこの絵を呼ぶこともできるだろう」。まさに“生命の樹”とも言える絵。どこか物語の挿絵のようにも見えてきますね。
1911年12月25日、パリ生まれ
パリの裕福な家庭に生まれたが、父親の愛人問題がトラウマとなり後の作品制作に大きな影響を及ぼす。ソルボンヌ大学で数学を学ぶが、エコール・デュ・ルーヴルとエコール・デ・ボザールに入りなおし美術の道を歩む。フェルナン・レジェに師事し、1938年にアメリカに移住。ニューヨークでマルセル・デュシャン、ジョアン・ミロと知り合い、またウィレム・デ・クーニングをはじめ抽象表現主義の画家たちとも親しくなる。彫刻の原点である人体表現をさらに肉体の問題、性差の問題に深く掘り下げ、もともと少女期の記憶を打ち消すための否定的な表現行為であったとしても、90年代のジェンダー(社会的・文化的観点から見た性別・性差)の表現の先駆的存在として急速に評価が高まった。1993年のヴェニス・ビエンナーレにアメリカ代表として参加。1995年ニューヨーク近代美術館で回顧展、97年横浜美術館で回顧展開催好評を博した。
| 制作年 | 1999年 |
|---|---|
| エディション | ED 26/100 |
| サイン | あり |
| 技法 | リトグラフ |
| シートサイズ (縦×横) |
74x51cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白木/直貼り |
| 額寸 (縦×横×奥) |
80.7x58.1x3cm |
| お届け期間 | 約2週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 2700ドル (2007/11/01 更新) |
| A000-00536 |