
80年代に彗星のごとくに現れ、31歳の若さでこの世を去ったPOPアート界のカリスマ、キース・ヘリング。その他界した年にあたる1990年に発表された版画が「Flowers」です。5点組からなるシリーズ作のうちの一枚。キース・ヘリングは「一本の線によってとてもたくさんのことが伝えられる」と語りましたが、その通りに生きている輝きが伝わってくるかのような、みずみずしい色と線が印象的。「生と死は避けがたい。私は素晴らしい人生を過ごしてきたし毎日が驚きだ。今日生きていることがハッピーだ」。キースらしい、希望を失わない元気さを感じさせる作品です。またトロピカルな色合いのこの作品は、夏にサングリアを飲みながら眺めるとか、海辺のサーフボードを置いた部屋に飾るとか、そんな楽しみ方もできそう。アートマーケットでも2004年は市場価格が前年比360パーセントもアップするなど、ますます勢いづいているキース・ヘリング。TOPアーティストランキングでも、一年で一気に200位以上ランクアップと注目です。
1958年5月4日、ペンシルヴァニア州カッツタウン生まれ、1990年2月16日没
20歳の時に引っ越したニューヨークで、バスキア、ケニー・シャーフたちと出会い、美大卒なのに地下鉄の広告板の黒い紙にチョークで落書き(サブウェイ・ドローイング)をはじめる。トニー・シャフラッツィのギャラリーでアシスタントの仕事につくが、すぐに取り扱い作家の一人となり82年に個展開催。1986年落書きをやめ、キャラクターを商品化してポップ・ショップを開店する。1989年エイズ感染を公表、エイズ知識を広めるためのキャンペーンにかかわり、キース・ヘリング財団を設立したが翌年亡くなった。彼のシンプルかつユニークなキャラクターは、直接には漫画から出てきたものだが、学生時代ロラン・バルトやウンベルト・エーコなどの構造主義の記号学を学び、ウイリアム・バロウズの詩を参考としつつ、言語的な記号による絵画表現を模索した結果なのである。 1997年ホイットニー美術館で大回顧展が開催され、1993年、東京の三越美術館で、2000年には伊勢丹美術館で回顧展開催。
| 制作年 | 1990年 |
|---|---|
| エディション | ED 62/100 |
| サイン | あり |
| 技法 | シルクスクリーン |
| シートサイズ (縦×横) |
99.5x129cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | --- |
| 額寸 (縦×横×奥) |
108x137.5x4.5cm |
| お届け期間 | 約2週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 6500 ドル (2005/06/29 更新) |
| A000-00534 |