
村上龍の短編集『ポップアートのある部屋』を読んで、リキテンスタインやウェッセルマンなどの刺激的なアメリカン・アートに惹かれた方もいらっしゃるのでは? また、60'sアメリカの空気と共に描かれたウェッセルマンの明るいエロティックさは横尾忠則の初期絵画「ピンクの女」などにも影響を与えています。2004年12月17日に73歳でこの世を去りましたがその評価は高く、2004年のオークションマーケットでも落札点数が過去最高を記録し、価格も上昇中です。本作は2000年にLAの版元で刊行されたもので、手漉きの紙にこの作家特有のカラフルな色彩が踊っています。金魚鉢や果物など静物をテーマに描いたこちらの作品は落ち着きがあり、飾りやすい一品と言えるでしょう。じゅうたんにアンティークな食器棚、そしてピアノ…、そんな部屋に似合いそう。陽がやわらかく差し込む中で、この絵を眺めながらのブランチはいかがでしょうか。
1931年2月23日、オハイオ州シンシナティ生まれ
シンシナティ大学で心理学を学ぶが、兵役によって中断、兵役中は軍隊生活を風刺する漫画を描いていた。大学に戻ると同時にシンシナティ美術アカデミーにも通い始める。漫画家を志し1956年ニューヨークに出てクーパー・ユニオンで勉強する。途中から画家へ方向転換し、60年代初めに発表した「グレート・アメリカン・ヌード」シリーズが人気となり一躍ポップ・アーティストの仲間入りをすることに。60年代中頃から絵柄のイメージに合わせて変形させたシェイプト・キャンバスの使用を始め、80年頃からはドローイングに合わせてスティール板をレーザーで切り抜き、着色する「スティール・ドローイング」を発明する。これはウェッセルマンが最も尊敬するマティスの紙を切り抜いた「カット・アウト」へのオマージュとも考えられるだろう。室内の裸婦こそマティスが一番得意にしていた主題ではなかったか。1993-94年伊勢丹美術館、滋賀県立近代美術館などを回顧展が巡回。
| 制作年 | 2000年 |
|---|---|
| エディション | ED xxx/75 |
| サイン | あり |
| 技法 | ミクソグラフィア(R)/手漉き紙 |
| シートサイズ (縦×横) |
85x100cm |
| 作品の状態 | |
| 額仕様 | --- |
| 額寸 (縦×横×奥) |
95x110x3cm |
| お届け期間 | --- |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 7500 ドル (2005/05/30 更新) |
| A000-00524 |