
代表作「グレート・アメリカン・ヌード」シリーズを始め、あっけらかんとした明るいヌードを描くことで知られるポップアートの巨匠、トム・ウェッセルマン。60'sアメリカの日常を健康的なエロスで表現したそのセンスは他の作家にはないクールな魅力を放っています。白くてがらんとした無機質な室内にこの絵が掛かっていたら素敵なはず。もしくは広々としたホテルのラウンジなどにもよく似合うことでしょう。色がたくさん使われているので、かえってシンプルな空間に置くと映えそうです。ウェッセルマンの代表的なブロンドの裸婦をテーマにした作品で、ヌードの女性の首につけた紫のチョーカーが洒落ています。ウェッセルマンは2004年12月に死去したこともあってか、市場での値上がりも著しく、本作も2005年春のサザビーズ・ロンドンのオークションにてエスティメートの2倍で落札されたのが記憶に新しいところです。
1931年2月23日、オハイオ州シンシナティ生まれ
シンシナティ大学で心理学を学ぶが、兵役によって中断、兵役中は軍隊生活を風刺する漫画を描いていた。大学に戻ると同時にシンシナティ美術アカデミーにも通い始める。漫画家を志し1956年ニューヨークに出てクーパー・ユニオンで勉強する。途中から画家へ方向転換し、60年代初めに発表した「グレート・アメリカン・ヌード」シリーズが人気となり一躍ポップ・アーティストの仲間入りをすることに。60年代中頃から絵柄のイメージに合わせて変形させたシェイプト・キャンバスの使用を始め、80年頃からはドローイングに合わせてスティール板をレーザーで切り抜き、着色する「スティール・ドローイング」を発明する。これはウェッセルマンが最も尊敬するマティスの紙を切り抜いた「カット・アウト」へのオマージュとも考えられるだろう。室内の裸婦こそマティスが一番得意にしていた主題ではなかったか。1993-94年伊勢丹美術館、滋賀県立近代美術館などを回顧展が巡回。
| 制作年 | 1992年 |
|---|---|
| エディション | ED 1/90 |
| サイン | あり |
| 技法 | シルクスクリーン |
| シートサイズ (縦×横) |
127.2x178.1cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白木/マット |
| 額寸 (縦×横×奥) |
147x198x3.8cm |
| お届け期間 | --- |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 10000 ドル (2005/09/26 更新) |
| A000-00596 |