
作家のファースト・ネームのジャナイナとは、ブラジルの水の女神の名前で、彼女の作品は常に水を主題にしている。映像作品、写真、ドローイングとさまざまな表現手段を用いながら、人間の本質的な精神と感覚、また自然と生命の調和を体現している。本作は2004年に制作された “Blood, Sea”からの撮り下ろしの新作の1点で、日本向けに制作されたオリジナルプリントのスペシャルエディション版である。本シリーズは2005年フロリダ・タンパ美術館を皮切りに同年9月にベルギー、2006年東京と巡回が予定されている。どこよりも早く作品を手に入れる、またとない機会である。深海に浮遊し佇む女性の体を包んだ衣装は、無重力感溢れる羽のような軽やかさと柔らかさを併せ持つ一方、不思議ななまめかしさを醸し出し、水との一体感を表している。見ているだけで、吸い込まれるような美しさと共に、自然への畏怖やほとばしる生命力を感じさせる作品である。
1973年、ドイツ、ミュンヘン生まれ。
ハンブルグの大学を卒業後、ニューヨークに移住、スクール・オブ・ビジュアル・アーツにて修士号を取る。ドローイング、写真、映像フィルム、インスタレーションなど、彼女の表現方法は多岐にわたる。ドイツ人の父とブラジル人の母を持ち、幼いころから自らのアイデンティティについてずっと問い掛け、制作する作品に深い影響を与えている。ジャナイナという名前は、ブラジルのカンドンブレ地方の水の女神の名前に由来する。作品には、与えられた自らの名前に導かれるように必ず水と女性の身体が重要なモチーフとして現れ、チェッペの水に対するパーソナリティの強さを感じさせる。作品に登場する女性たちは大抵、チューブやメッシュでできた複雑なコスチュームや、水で膨らませたカラフルなコンドームの風船を身体にまとい、月の下や水中で物語が展開される。いずれも形が侵され変容し、女性の身体は新しい生命体として存在している。チェッペは自身の作風を「未熟で、ウェットで、ソフト、そして時に生っぽい」と表現している。確かにその独特の質感は、見る者の皮膚感を強烈に刺激し、得体のしれないものに対する不安感と痛々しさをも与える。しかし、漂う独特の浮遊感はどうしようもないほどに美しい。これまでにヨーロッパを中心にスペインのレイナソフィアやハンブルグ美術館、ストックホルム美術館等で展覧会が開催される。2005 年にはフロリダ・タンパ美術館を皮切りに「Blood Sea」の新作インスタレーションがアジア各地にて巡回される。上海のコンテンポラリーミュージアムで開催後、2006年に東京に巡回予定。MOMAやポンピドゥセンター等美術館のコレクションにも数多く入っている。
| Naiad 3 | |
| Naiad 3 | |
| ジャナイナ・チェッペ | |
| Janaina Tschape |
| 制作年 | 2004年 |
|---|---|
| エディション |
ED XX/30 |
| サイン | あり |
| 技法 |
チバクローム |
| 作品本体サイズ(縦×横) |
25.5x20.3cm |
| 作品の状態 |
良好 |
| 額仕様 |
白木 |
| 額寸(縦×横×奥) |
35x30x3cm |
| お届け期間 | 約3週間 |
| 特記事項 | ※日本向けに制作されたスペシャル・エディションとなっております。 |
| 海外店頭価格 | no data (2005/09/09 更新) |
| 品番 | A000-00569 |
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