
日本のために特別に制作された”Agua Viva”シリーズからのエディション作品。広大な水の世界に、さまざまな大きさと形をしたくらげたちが幾重にも重なって、水の流れにまかせてゆらゆらと浮遊しています。私たちの住んでいる陸上の世界とは異なり、水の中では重力を無視した立体的な世界が広がります。水の奥底から水上を見上げたショットは地上からの光が差し込み、幻想的で美しい。水にゆらゆらと漂うくらげたちはまるでゼリー状の卵のように光に反応し、ぬめぬめした質感を伴っています。アーティスト自らの体に纏ったウェディングドレスは白く透き通り、新しく生まれ変わるかのごとく水の深みへとまっさかさまに落ちてゆく。見る者の皮膚感覚を刺激し、不安感や痛々しさをも時には伴う、チェッペ独特の幻想的で美しい世界感をご堪能下さい。2005年秋にncaにて、待望の2回目の個展が開かれます。
1973年、ドイツ、ミュンヘン生まれ。
ハンブルグの大学を卒業後、ニューヨークに移住、スクール・オブ・ビジュアル・アーツにて修士号を取る。ドローイング、写真、映像フィルム、インスタレーションなど、彼女の表現方法は多岐にわたる。ドイツ人の父とブラジル人の母を持ち、幼いころから自らのアイデンティティについてずっと問い掛け、制作する作品に深い影響を与えている。ジャナイナという名前は、ブラジルのカンドンブレ地方の水の女神の名前に由来する。作品には、与えられた自らの名前に導かれるように必ず水と女性の身体が重要なモチーフとして現れ、チェッペの水に対するパーソナリティの強さを感じさせる。作品に登場する女性たちは大抵、チューブやメッシュでできた複雑なコスチュームや、水で膨らませたカラフルなコンドームの風船を身体にまとい、月の下や水中で物語が展開される。いずれも形が侵され変容し、女性の身体は新しい生命体として存在している。チェッペは自身の作風を「未熟で、ウェットで、ソフト、そして時に生っぽい」と表現している。確かにその独特の質感は、見る者の皮膚感を強烈に刺激し、得体のしれないものに対する不安感と痛々しさをも与える。しかし、漂う独特の浮遊感はどうしようもないほどに美しい。これまでにヨーロッパを中心にスペインのレイナソフィアやハンブルグ美術館、ストックホルム美術館等で展覧会が開催される。2005 年にはフロリダ・タンパ美術館を皮切りに「Blood Sea」の新作インスタレーションがアジア各地にて巡回される。上海のコンテンポラリーミュージアムで開催後、2006年に東京に巡回予定。MOMAやポンピドゥセンター等美術館のコレクションにも数多く入っている。
| 制作年 | 2003年 |
|---|---|
| エディション | ED xxx/5 |
| サイン | なし |
| 技法 | Cプリント |
| シートサイズ (縦×横) |
101.6x76.2cm |
| 作品の状態 | |
| 額仕様 | --- |
| 額寸 (縦×横×奥) |
110x86x3cm |
| お届け期間 | 約3週間 |
| 特記事項 | ※日本向けに制作されたスペシャル・エディションとなっております。 |
| 海外店頭価格 | no data (2005/09/09 更新) |
| A000-00581 |