
銀座にあるギャラリー小柳で新作の個展が開催中のヴィック・ムニーズ(2005年10月14日〜11月18日)。現在のブラジルを代表するアーティストの筆頭に挙げられ、市場でもこの数年で爆発的に値段が上昇しています(2000年、2001年にも日本で個展を行っていますが、当時と現在とでは作品の値段が比べものになりません)。また、ミラノ・サローネを騒がせているブラジル人インテリア・デザイナーのカンパナ兄弟などにしてもそうですが、このところ世界的にブラジル人デザイナーやアーティストへの注目が高まっていることも見逃せません。彼らに共通するのは、アイデアとユーモアに溢れていること。ヴィック・ムニーズはミニチュアの玩具、チョコレートシロップ、砂糖、ケチャップ、廃品など、日常的にあるモノを使って絵にしてしまうことで知られていますが、どれも思わず楽しくなってしまうような作品ばかり。本作は2001年のベネチア・ビエンナーレにブラジル代表として選ばれたときに出品した、ゴッホの「ひまわり」をパントーンのカラーチップを使って表現した作品と同一シリーズの一枚となっています。
1961年、ブラジル、サンパウロ生まれ
マネの「オランピア」、モネの「積みわら」、ウォーホルの「ジャッキー」、どこかで見たことのある名画の写真、しかしよく見ると絵ではなく別の物だ。マネはチョコレートシロップで形が描かれ、モネはマンセルの色見本帳が貼りあわされ、ウォーホルはケチャップで描かれているのだ。体操の妖精コマネチの写真はインクの水溜りでできている。それら一時的な作品を撮影し写真作品とするきわめてユニークな方法がヒットし、1997年ニューヨーク近代美術館の「ニュー・フォトグラフィー」展に出品後大活躍。2000年ニューヨーク、ホイットニー美術館のビエンナーレ出品の翌2001年には同館で個展開催。その年の展覧会の数は30に及びその半分が個展というから驚き。同じものが何点も存在する写真作品だからこそ可能なわけだ。ブラジルを代表するだけでなく、現在最も注目を浴びている若手アーティスト。
| 制作年 | 2002年 |
|---|---|
| エディション | EDXXX/40 |
| サイン | あり |
| 技法 | シバクローム |
| シートサイズ (縦×横) |
61x50.8cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | ふきとり/マット |
| 額寸 (縦×横×奥) |
72x59x3cm |
| お届け期間 | 約4週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 6000ドル (2005/11/29 更新) |
| A000-00632 |