
タグボートの取り扱い作家の中でも特に人気が高いゲルハルト・リヒターの、69年の作品です。これまで入荷してきた抽象の作品は70年代後半以降に始まった後期スタイルのものでしたが、こちらは写真イメージを使った初期のもの。リヒター好きな人には、こちらもおすすめ。値段もリヒターの中では比較的買いやすいクラスです。
1932年、ドイツのドレスデン生まれ
中等教育終了後、舞台の大道具や背景の絵を描いたり、広告看板を描いて生活していたリヒターは当時東ドイツだったドレスデンの芸術アカデミーを卒業。1959年のドクメンタ(カッセルでほぼ4年ごとに開かれる国際現代美術展)でポロックやフォンタナの作品を見て抽象に目覚め、西側へ移る決心をする。62年写真を模写した作品の制作を始め、ドイツのポップ・アーティストを自称するが成功しなかった。しかし写真を絵画の材料にする方法はその後も続行。76年から本格的な抽象に向かう、分厚く塗り重ねた絵の具を板で削り取るスクィージングの技法を全面的に取り入れた作品は人気を得、80年代アンゼルム・キーファーなど新表現主義の台頭とともに活躍を始める。現在オークションに代表作が出品されれば必ず数億円の値がつき、新作も入手困難な状況が続いている。97年ヴェニス・ビエンナーレ金獅子賞、第9回高松宮記念世界文化賞を受賞。
| 制作年 | 1969年 |
|---|---|
| エディション | ED 36/300 |
| サイン | あり |
| 技法 | オフセット・リトグラフ |
| シートサイズ (縦×横) |
55x50cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 黒/マット |
| 額寸 (縦×横×奥) |
68x63x3cm |
| お届け期間 | --- |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 3500 ドル (2004/06/01 更新) |
| A000-00274 |