
漫画のように大きな頭、釣りあがった両目と鼻の上のしわは何か不愉快なことがあるのだろうか。大きな段ボール箱は子供にとってのおままごとのマイホームそれともホームレスごっこ。マイホームのローンのために両親は遅くまで働いている。鍵っ子は寂しい、怒っている、何かをいじめたくなる。「カワイー」存在の背後にある孤独、怒り、残酷、そして子ども自身のさらされる犯罪多発社会、奈良のカワイー作品が語りかけることの内容は深い。シックなグリーンの地色と同色の目が、部屋に落ち着いた雰囲気とアットホームな親密感を与えてくれる、玄関先や子供部屋にもぴったりの目に優しい作品。
1959年12月5日、青森県弘前市生まれ
弘前の県立高校卒業後、武蔵野美術大学、愛知県立芸術大学及び大学院で絵画を学ぶ。
1988年ドイツに渡り、国立デュッセルドルフ芸術アカデミーに入学、A.R.ペンクに師事する。その後ケルンに在住し創作活動を展開。2000年夏、帰国し活動拠点を日本に移す。ムカついた表情の女の子や犬のキャラクターが「カワイー」と呼ばれ、画集ばかりでなく、絵本、写真集、Tシャツ、ぬいぐるみなどのグッズが飛ぶように売れる最も忙しいアーティスト。フィギュア人気にあやかった村上隆の作品と並ぶと個性の違いが明らかだが、まるで60年代アメリカン・ポップ・アートが再来したかのようだ。
作品に登場する子供のイメージは、お絵かきや漫画を読みふけることで寂しさを紛らせていた鍵っ子の奈良の自画像とも言える。子供特有のはじける笑顔は見られず、コクトーのアンファン・テリブル(恐るべき子供たち)を思い出させる、残忍さを秘めた可愛らしさだ。
| 制作年 | 2001年 |
|---|---|
| エディション | ED -/100 |
| サイン | あり |
| 技法 | シルクスクリーン |
| シートサイズ (縦×横) |
30.5x30.5cm |
| 作品の状態 | |
| 額仕様 | 白/直貼り |
| 額寸 (縦×横×奥) |
36x36x3cm |
| お届け期間 | 約2週間 |
| 特記事項 | こちらは額付でのご提供となります。価格は額代込みとなっております。 |
| 海外店頭価格 | ( 更新) |
| A000-00043 |