
2005年の第51回ベニス・ビエンナーレにてベネッセ賞を受賞したタシタ・ディーン。彼女の初のキュレーションとなる「An Aside」展が、ヘイワード・ギャラリーやカムデン・アーツ・センターなど英国国内の美術館にて巡回開催されている。本作品は、展覧会の記念に制作されたエディション200の写真である。主に16ミリフィルムの作品を発表している作家なので、エディション作品は貴重であり、オークションでも人気がある。彼女の作品は、船、海、旅といったテーマに基づき、記憶や歴史など時間の経過を物語のように表す。本作品も例にもれず、物語的要素を含んでいるようだ。画面に見える、ラグビーボールのような形をした黄色い物体が”Bubble House”だろうか。一体、住居なのか廃墟なのか、なぜそこにあるのか、これからどうなっていくのか。観ていると想像力がかきたてられる不思議な作品である。
1965年、イギリス、カンタベリー生まれ。
ロンドン大学スレード・スクール・オブ・アート卒業。ロンドンとベルリンを拠点に活動している。 16mmフィルム、黒板にチョークで描いたドローイングなど、様々なメディアを使った作品を制作している。船、海、旅といったテーマに基づき、記憶、歴史、記録、フィクションを時間の経過とともに表す。何らかの真実を明らかにしていく過程を重要なものと考え、その過程において現れる物語は観客の想像力を刺激する、詩的で知的な作品となる。
1996年テート・ギャラリー(ロンドン)にて個展「Still from Disapearancea+Sea」、98年フィラデルフィアICAで個展を開催、98年には「ターナー賞」にノミネートされる。日本では99年「HOT AIR」展(静岡グランシップ)、2001年横浜トリエンナーレに参加。05年第51回ベニス・ビエンナーレ代表、旧東ドイツの国会議事堂をモチーフにした『Palast』にて第6回ベネッセ賞を受賞する。同年、ヘイワード・ギャラリーなど英国国内の美術館において初のキュレーションとなる「An Aside」展、テート・セント・イブスにて個展を開催する。06年のシドニー・ビエンナーレにも参加が決まっている。
| 制作年 | 2005年 |
|---|---|
| エディション | ED 73/200 |
| サイン | あり |
| 技法 | フォトグラフ |
| シートサイズ (縦×横) |
40x49.9cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 黒 |
| 額寸 (縦×横×奥) |
50x60x3cm |
| お届け期間 | 約2週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 490 ドル (2005/11/28 更新) |
| A000-00685 |