
ロマンティックな事象を、ふるえるような繊細なラインとやさしい色彩で描くエスター・ハリス。懐かしさや溢れ出る女性らしさというソフトな面と、ドラマや舞台を観ているかのようなストーリー性と緊張感というハード面が混在する。どこか二次元的な画面構成は、19世紀から20世紀に流行した西欧におけるジャポニズム絵画と通じるものがある。床の市松模様とソファと女性が身に着けているマントの唐松模様のような流線、ひょろひょろと不安定に伸びきった植物とそれを支える直線的で堅固な台、模様と形状の対比が錯綜して、一つにまとまっていながらも、どこか不安定な印象を与える。その中央には、顔にかかる髪やはだけた胸を気にせず、どこか寂しげな表情を湛えた女性。心配気に様子をうかがう犬が健気。ゆがんでまとまった不思議な世界は、女性に起こった物語を想像させる。
1976年、イギリス生まれ。
ロンドン在住。チェルシー・カレッジ・オブ・アート &デザイン卒業。写真や映像、ドローイングなど彼女の用いるメディアは幅広い。特にドローイングでは人生や愛、死といった事象を、ふるえるような繊細なラインとやさしい色彩で描く。懐かしさや溢れ出る女性らしさというソフトな面と、ドラマや舞台のようなストーリー性と緊張感というハード面が混在するロマンティックな作風が特徴。どこか二次元的な画面構成は、19世紀から20世紀に流行した西欧におけるジャポニズム絵画と通じるものがある。近年は地元ロンドンは勿論、ヨーロッパの各地やニューヨークなどで個展やグループ展が頻繁に行われており、その独特の世界観が注目されている若手アーティストの一人である。
| 制作年 | 2005年 |
|---|---|
| エディション | NA |
| サイン | あり |
| 技法 | 紙、インク、水彩 |
| シートサイズ (縦×横) |
32.5x23.8cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白/直貼り |
| 額寸 (縦×横×奥) |
39x30x2.6cm |
| お届け期間 | --- |
| 特記事項 | ※こちらの作品はオリジナル1点物のためエディション番号はありません。 |
| 海外店頭価格 | 525 ドル (2005/11/28 更新) |
| A000-00692 |