
1981年にフランク・ステラは、テル・アヴィヴのイスラエル美術館を訪れ、そこに収蔵されているロシアのユダヤ系アーティスト、エル・リシツキーによる「『ハド・ガディア』にちなむ挿絵」を目にした。フランク・ステラはユダヤ人ではないけれど、エル・リシツキーによる挿絵に大いに触発され、翌年から2年間かけて、「エル・リシツキーの『ハド・ガディア』にもとづく挿絵」と題して、12点の版画作品を完成させた。当時のステラのスタイルは「円錐と円柱」を中心にしたもので、ここでもそのスタイルが直接的に援用されているのを見ることができるが、画面を見る限り、ステラは歌の内容より以上に、ユダヤ教の神秘的な救済のイメージを、誠実に分かち合っていたように思われる。
1936年5月12日、マサチューセッツ州モールデン生まれ
アンドーヴァーのフィリップス・アカデミー卒業後、プリンストン大学で美術史を学ぶ。卒論は中世ケルトの装飾写本研究だった。ジャスパー・ジョーンズの星条旗の絵にヒントを得て、規則正しい黒一色のストライプ模様の《ブラック・ペインティング》を制作、全く認められなかったが23歳のとき、ニューヨーク近代美術館の「16人のアメリカ作家」展に出品、作品が買い上げられた。翌年シェイプト・キャンバス(矩形ではない変形キャンバス)による《アルミニウム・シリーズ》を発表。次々とシリーズ制作の方法で新しいスタイルを展開し続ける。1970年ニューヨーク近代美術館で回顧展開催後、半立体のレリーフ・ペイインティング、90年からは彫刻へと移行し、版画制作から建築デザインまで活動の領域を広げている。87年ニューヨーク近代美術館で二回目の回顧展、91年川村記念美術館、北九州市立美術館で回顧展開催。2001年ワシントン、ナショナル・ギャラリーに巨大なモニュメントを設置。
| 制作年 | 1982年 |
|---|---|
| エディション | ED 32/60 |
| サイン | あり |
| 技法 | リトグラフ/手彩色/コラージュ/リノリウムブロック/シルクスクリーン |
| シートサイズ (縦×横) |
127x104.5cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白/うかせ |
| 額寸 (縦×横×奥) |
136.5x114.3x5.2cm |
| お届け期間 | 3営業日以降 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 7200ドル (2007/11/01 更新) |
| A000-00051 |