
都会で起こる様々なシーンを特有の風刺によってシャープに浮かび上がらせるカーター・カステラ。彼はギャング抗争やドメスティック・バイオレンスといった都会における問題を、普段私たちが見慣れた広告イメージに被せて描く。それら都市下における誰もが見過ごしがちな被害者たちにスポットを当て、トレンディなファッションを売り出す広告イメージが打ち出す消費社会を風刺的にあぶり出すのだ。本作では、やわらかなサンドレスをまとった女性が床に倒れている。その上に落ちているのは、80年代ニューヨーク・アートシーンの代名詞、ロバート・ロンゴの代表作「Men in the Cities」シリーズの一作。自身のライフスタイルを写し出しているかのような都会的でクールなロンゴの絵に裏切られた女性。補色関係にあるオレンジとブルーのビビットな色彩を背景に、ロンゴの黒の絵画がまるで遺影のように映え、この皮肉な結末を盛り上げている。
1962年、カナダ、オンタリオ生まれ。
ニューヨーク在住。トロントのオンタリオ・カレッジ・オブ・アート卒業。カナダ、アメリカのみならず、フランス、スペインなどで数多くの有力なグループ展に出品し、1993年と1997年にはベネチア・ビエンナーレに出品を果たす。1992年に初の個展となる「Domicide」をニューヨークで発表、 2003年には個展「Fabulous Anger」をアトランタで開催。この展覧会でカステラは、ギャング抗争、ドメスティック・バイオレンスといった都会で起こる様々なトラブルのシーンを、ファッション広告にあるようなテキストとイメージに絡めて描くことで、現代のメディアに踊らされイメージのみを追い求める消費社会を風刺的にあぶり出した。2005年には同展覧会がncaにて開催される。近年においては、1997年にバンドU2のワールドツアー「Pop」においてコンピューター・アニメーション、バーニーズ・ニューヨークのショーウィンドーのディレクションや、さまざまなブランドのプロダクト・デザインやイメージ・ブランディングを担当するなど活躍の幅を広げている。
| Killed by Art | |
| Killed by Art | |
| カーター・カステラ | |
| Carter Kustera |
| 制作年 | 2005年 |
|---|---|
| エディション |
NA |
| サイン | あり |
| 技法 |
紙にアクリル |
| 作品本体サイズ(縦×横) |
20.5x25.5cm |
| 作品の状態 |
良好 |
| 額仕様 |
白/直ばり |
| 額寸(縦×横×奥) |
27.5x32.3x3cm |
| お届け期間 | --- |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 1000 ドル (2005/12/19 更新) |
| 品番 | A000-00738 |
■こちらの作品もいかがでしょうか?
■他の訪問者が観た作品はこちら


