
日本人に人気の印象派作家、モネやゴッホのように日本文化に影響を受けた芸術家は数多い。ボーダーレスが当たり前となった現代でも、東洋の国、日本が与えるインパクトは健在のようだ。広告や雑誌のグラビアページのモデルたちに、フェルトペンでタトゥーを描きこむジャン・リュック・モーマンも例外ではない。2005年初秋にnca| nichido contemporary artにて行われた個展のために初来日。滞在中は新宿歌舞伎町で任侠の世界や風俗産業のリアルな場面を垣間見たり、神保町古書街でマンガ雑誌やグラビアポスターを購入したそうだ。“ジャパン”が与えた影響は強烈だったようで、祖国ベルギーに戻ってから、これまで以上に熱心に制作していると聞く。新作を見ると、日本文化に直接触れたことが、タッチや構成に変化をもたらしたことは一目瞭然だ。今回入荷した作品に施されたタトゥーは大胆なフォルムながら隙のない描きこみ、さらに黒革の手袋とスカートというハードアイテムに負けない迫力がある。一目見たら忘れられないインパクトの強さは、さらにパワーアップ。いつの間にか「この人にはどんなタトゥーが入るのだろう?」と考えながらグラビアを見るようになったら、あなたも立派なモーマンファンだ。
1967年、ベルギー、ブリュッセル生まれ。
1995年よりヨーロッパを中心に活動。パブリックスペースを活用したウォールペインティングプロジェクトを始め、2004年のロンドンのフリーズ・アートフェアや2005年のバーゼル・アートフェアでは壁一面を埋め尽くすインスタレーションを発表。モーマンは、消費される広告や雑誌を素材に用い、モチーフの持つ存在感やアイデンティティをタトゥーの描きこみで象徴的に表現する。これまでに、シャネルのポスターのケイト・モスやプレイボーイ誌のヌードモデル、タイム誌表紙のブッシュなどにドローイングでタトゥーを描きこみ、話題を呼んでいる。また、スウェーデンのファッション誌『BON MAGAZINE』(2004年秋号)の表紙では、スポンサー化粧品会社の化粧品を使ってモデルにペインティングし、注目を浴びる。2005年の秋からは、Absolute Vodkaの新しいラベルデザインや、Peugeotの新車にペインティングをする企画に着手するなど、幅広い分野で活躍している。
| 制作年 | 2005年 |
|---|---|
| エディション | NA |
| サイン | あり |
| 技法 | 紙、フェルトペン |
| シートサイズ (縦×横) |
27.5x20cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白木 |
| 額寸 (縦×横×奥) |
37x30x3cm |
| お届け期間 | 約2週間 |
| 特記事項 | ※オリジナル1点物のドローイングのためエディション番号はありません。 |
| 海外店頭価格 | no data (2006/01/10 更新) |
| A000-00761 |