
ロサンゼルス在住の写真家キャサリン・オピーの1997年に撮られた風景写真です。オピーと言うと、ゲイ&レズビアンを撮った過激なイメージから成るカラー写真のポートレートを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。皮膚を切り刻むようにして彫ったタトゥー、数々のボディピアス……、ロサンゼルスに住む同性愛の友人たちの姿を赤裸々に映し出した作品で一躍国際的に知られるようになった女性フォトグラファーです。1995年に渋谷パルコで開催された長島有里枝との2人展でも、そのようなポートレートを見せていました。しかし一方で実は、ロサンゼルス郊外のハイウェイ近くの風景やビバリーヒルズの高級住宅を撮った、通称「L.A.ポートレート」と呼ばれている風景の写真なども高い評価を得ています。本作もそうしたランドスケープが題材となっている作品で、アメリカ人写真家ならではの独特の“乾いた”空気感がみなぎっています。モノクローム・フォトの魅力に溢れた一枚と言えるでしょう。
1961年、アメリカ、オハイオ生まれ。
現在、ロサンゼルスとNYを拠点に活動。マイク・ケリーやトニー・アウスラーなど多くの才能を輩出しているカリフォルニア美術研究所(通称 CalArts)を1988年に卒業。その後キャサリン・オピーが一躍注目を集めるきっかけとなったのは、地元ロサンゼルスに住む同性愛者の友人を撮った写真、そしてキャサリン自身がモデルを務めたセルフポートレートだった。それらはまるで17世紀の宮廷肖像画のような格式ばったスタイルで撮りつつ、写っているのは、いっぱいに刺さったボディピアスと皮膚を切り刻んで描いたタトゥーに身を染めたゲイ&レズビアンの過激なヌード(オピーのセルフポートレートも然り。しかもボディピアスとタトゥーではあきたらず、頭には拘束着かと思わせるような特殊な覆面を被って顔を隠している)。この作風で90年代前半に国際的に知られるようになった。だが、実はこうしたセクシュアリティをテーマにしたポートレート作品の一方で、ロサンゼルスの郊外やビバリーヒルズやベルエアーの高級住宅を撮った写真など、ランドスケープ・フォトでも優れた作品を多く発表している。アメリカ人の風景写真が持つ、独特の「乾いた感じ」を魅力として持つ。各地の美術館で展覧会多数参加。1995年ホイットニー・ビエンナーレに選出。1997年にはロサンゼルス現代美術館で大規模な個展が開かれている。日本でもたびたび紹介されたことがあり、例えば1995年には長島有里枝との2人展が渋谷・パルコミュージアム、1997年に資生堂ギャラリーで個展を行っている。
| 無題 | |
| Untitled | |
| キャサリン・オピー | |
| Catherine Opie |
| 制作年 | 1997年 |
|---|---|
| エディション |
ED 219/225 |
| サイン | あり |
| 技法 |
デジタルアイリスプリント |
| 作品本体サイズ(縦×横) |
22.2x54.1cm |
| 作品の状態 |
良好 |
| 額仕様 |
黒 |
| 額寸(縦×横×奥) |
32.2x64x3cm |
| お届け期間 | 約2週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 1400ドル (2006/03/27 更新) |
| 品番 | A000-00858 |
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