
1992年にニューヨークの出版社から創刊された写真誌『BLIND SPOT』。世界の優秀な写真家たちを積極的に紹介している本誌は今では年2回の刊行にも関わらず、その品質の高さに定評があり、アート写真のファンたちから絶大な支持を得ています。テキストも掲載されていますが、ほとんどのページは図版による作品の紹介に使われており、複数回登場する作家も少なくありません。このジョン・バルデッサリもその1人。アメリカのコンセプチュアルアートを語る上では欠かせない重要な存在として、若い世代の作家に大きな影響力を持つアーティストと言われ、古いハリウッド映画のスチール写真などを再構成したモンタージュ的な作品で知られています。『BLIND SPOT』は写真集やオリジナル・プリントのエディションも数多く出版しており、99年に制作された本作「Millennium Piece (With Blue Apple)」もそのラインナップからの一品です。
1931年カリフォルニア州ナショナル・シティ生まれ。
ともに移民であるイタリア人の父とデンマーク人の母の間に生まれ、育ったバルデッサリはアメリカ社会に違和感を覚えながら成長する。サンディエゴ・州立大学で美術と文学、哲学を、カリフォルニア大学バークリー校で美術史を学び、同ロサンジェルス校を経て再度サンチャゴで美術の修士号を取得。当時の絵画はセザンヌとマティスの影響が色濃い。 ダダ、シュルレアリスムに対する関心から、映画のポスターの切り抜きをコラージュした作品を制作しはじめる。68年に、言葉を描いたり、写真と言葉を並べたり、意味の不可解な作品へ傾いていく。1970年に、53年から66年の間に制作した旧作の抽象絵画を自ら燃やしてしまい、その記録を「火葬」と題した映画にまとめる。パフォーマンスの実験的な映像作品などを制作した後、映画やテレビのスチール写真を用いて再構成し、人物の顔を赤や青の円で塗りつぶす特徴的なスタイルを確立する。美術教師として、デイヴィッド・サーレやマイク・ケリーらの才能を発掘。現在活躍する若手の作家やグラフィック・デザイナーに少なからぬ影響を与え続ける一方、洗練さの増した作品を制作している。
| 制作年 | 1999年 |
|---|---|
| エディション | ED 13/100 |
| サイン | あり |
| 技法 | アイリスプリント |
| シートサイズ (縦×横) |
41.8x41.8cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 黒 |
| 額寸 (縦×横×奥) |
43x43x3cm |
| お届け期間 | 約2週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 800ドル (2006/03/27 更新) |
| A000-00860 |