
『菊燈台 ホラー・ドラコニア少年少女小説集成』(澁澤龍彦著/平凡社)のために描かれた挿絵が22枚セットになって桐箱に収められた品です。人魚との契りの最中、人買い舟に捕らえられ、長者の屋敷で下人となった美少年菊麻呂の身の回りで起きる怪しくも甘美な官能的世界が描かれています。山口得意の過去と現在、生物と機械といった相反するモチーフが同居した絵はここでも健在で、中にはシリアスで狂気じみた場面に笑いを一滴注いだような絵もありますが、しかし全体として澁澤文学から発せられるあの官能の匂いは少しも薄まっていません。1点1点まったく見飽きることのないこの連作は、まるで視る文学です。
1969年、東京生まれ。群馬県桐生市にて育つ。
1996年、東京藝術大学大学院美術研究科油画修了。1997年に会田誠キュレーションの「こたつ派」(ミヅマアートギャラリー)に出品し、その卓越した絵画技術で注目を集める。日本の伝統的絵画形式である大和絵を引用しながら、近代と現代、日本と西洋、生物と機械など対極な要素を一画面上にすえて、見るものに形式とズレ、型と違和感を同時に感じさせる作品を描き、海外での展覧会にも多数参加、評価を受けている。主な展覧会に、グループ展「A Window (Inside and Outside)」(1999年、光州市立美術館/韓国)、「Five Continents And One City」(2000年、メキシコ市立美術館/メキシコ)、「第4回岡本太郎記念現代芸術大賞展」(2001年、川崎市岡本太郎美術館)、「MOTアニュアル2004:私はどこからきたのか/そしてどこへ行くのか」(2004年、東京都現代美術館)、「Living Together is Easy」(2004年、水戸芸術館現代美術センター)、「秘すれば花 ―東南アジアの現代美術―」(2005年、森美術館)、「春の有隣荘特別公開 会田誠・小沢剛・山口晃」展(2005年、大原美術館)がある。
| 菊燈台 | |
| Kikutoudai | |
| 山口 晃 | |
| Akira Yamaguchi |
| 制作年 | 2004年 |
|---|---|
| エディション |
ED --/60 |
| サイン | あり |
| 技法 |
フジゼロックスプリント/新鳥の子紙 |
| 作品本体サイズ(縦×横) |
29.7x42cm |
| 作品の状態 |
良好 |
| 額仕様 |
--- |
| 額寸(縦×横×奥) |
39x52x3cm |
| お届け期間 | 約6週間 |
| 特記事項 | 全22枚(外箱含む)の版画1セットと本が桐箱に収められています。シートサイズは作品1枚当たりのサイズ、額寸は桐箱のサイズを表記しております。 |
| 海外店頭価格 | no data (2006/04/17 更新) |
| 品番 | A000-00889 |
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