
鴻池朋子の絵画デビュー作です。日本画を思わせる余白の美と鉛筆で描かれた渦巻く繊細な線の集積。モノクロームの空間に流れる物語な時間。狼とナイフ、脚だけを晒す少女というモチーフは、後の彼女の作品にも繰り返し登場し、物語の世界をつくる重要な存在となっています。新たな「物語る絵画」のカタチを描く作家として、いま最も注目される鴻池の「はじまりの場所」とでも言える記念碑的作品です。『狐媚記 ホラー・ドラコニア少女小説集成』(澁澤龍彦著/平凡社)の表紙画にもなっています。※本品は、オリジナルをデジタルプリントによって再現したものに、作家本人の手で彩色を施した1点ものです。
1960年、秋田市生まれ。
『美術手帖』誌(美術出版社)の特集「物語る絵画」でも取り上げられ、いま最も注目される新しい物語のカタチを描くアーティスト。1985年、東京芸術大学絵画科日本画卒業後、おもちゃ・家具のデザイナーを経て1996年からソフトスカルプチャーを制作し始める。97年には鉛筆画のアニメーション作品も手がけるようになり、1999年から1年間、渋谷Q-FRONTビルの巨大モニターで上映される映像として鉛筆アニメーションを制作。2000年ミヅマアートギャラリーの個展にて初のペインティング作品を発表。2001年、絵本『みみお』(青幻舎)を出版、「みみお」は2005年にDVD(アニメーション)化もされている。2003年に韓国のソウル美術館、04年にイタリアのボローニャ近代美術館などのグループ展にも出品、海外での評価も高い。05年、東京都現代美術館「MOT ANNUAL 2005;愛と孤独、そして笑い」展にて「物語」シリーズ4部作『第4章 帰還 −シリウスの曳船−』を発表。終りから時間を逆行して描かれるこの「物語」は、現在『第3章 避難』、『第2章巨人』までが描かれ、ついに2006年4月28日より大原美術館で開催予定の個展「第0章(チャプターゼロ)」にて、その全貌が明らかになる。
| 制作年 | 2004年 |
|---|---|
| エディション | NA |
| サイン | あり |
| 技法 | デジタルプリント/ドローイング |
| シートサイズ (縦×横) |
112x152cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白木 |
| 額寸 (縦×横×奥) |
122x162x3cm |
| お届け期間 | 約4週間 |
| 特記事項 | オリジナル1点ものですのでエディション番号はございません。イメージと若干異なる彩色が施される場合がございます。 |
| 海外店頭価格 | no data (2006/04/17 更新) |
| A000-00895 |