
80年代ニュー・ペインティングを代表するアメリカ人ペインターとして名を馳せたのがこのデイヴィッド・サーレ。映画『サーチ&デストロイ』(1995年公開)の監督としてご存知の方もいるかと思います。デニス・ホッパー、クリストファー・ウォーケン出演、製作総指揮には『ギャング・オブ・ニューヨーク』のマーティン・スコセッシがあたった同映画。あえて「外した」演出で綴ったブラック・コメディでしたが、それにしてもなぜか80年代にNYアート界の寵児と言われたアーティストはこぞって映画を撮っています。ロバート・ロンゴ(『JM』)、シンディー・シャーマン(『オフィス・キラー』)、ジュリアン・シュナーベル(『バスキア』)。キース・へリングやバスキアにせよ、どこかこの時代のアーティストたちは軽やかで流行に敏感、自由な精神に溢れていた気がします。と言っても、ロンゴ同様、サーレもまだバリバリの現役。2005年にもNYのビッグギャラリー、メアリー・ブーンで個展を行ったばかり。最近のファッションと同様に、アートも80年代への回帰が来るか? という声もあり。相変わらず自由闊達な筆は健在。
1952年、アメリカ・オクラホマ州生まれ。
1975年カリフォルニア・インスティテュート・オブ・アーツで修士号を取得。70年代はミニマル・アート、コンセプチュアル・アートといった、観念的かつストイックなアートが主流を占めていたが、80年代に入りアートは突然、軽やかにジャンプしたかのごとく(もしくは、それまでの生真面目さに耐えかねたように)、新しくなった。それが「ニュー・ペインティング」と呼ばれた絵画たちである。気のおもむくままに書きなぐり、キャンバスに何でもひっつけたり、またアトリエを飛び出して、地下鉄の壁にグラフィティしたり、ナイトクラブでライブドローイングしたり、まさしく絵を描くことを奔放に行った。そして、そのカリスマ的存在だったのが、へリング、バスキア、シャーフ、ロンゴ、シュナーベルそしてデイヴィッド・サーレだった。この頃流行した言葉に「ハイ&ロー」「リミックス」などがあるが、絵画がサブカルチャー的な要素を取り入れたのも、また画家が絵を描きながら、同時にミュージック・ビデオや映画をつくったりしたのも彼らに共通した特徴だった。サーレも、1995年に『サーチ&デストロイ』というブラック・コメディの映画の監督をしている(製作総指揮はマーティン・スコセッシ、出演:デニス・ホッパーほか)。一方で、画家としてはガゴシアン、メアリー・ブーン、レオ・キャステリといったビッグ・ギャラリーで着実に個展を開催。現在も精力的に発表を続けている。主な美術館での個展は、 86年の世界巡回展(ホイットニー美術館、ロサンゼルス現代美術館、シカゴ現代美術館ほか)、99年のビルバオ・グッゲンハイム美術館などがある。
| 制作年 | 1983年 |
|---|---|
| エディション | ED 32/45 |
| サイン | あり |
| 技法 | シルクスクリーン |
| シートサイズ (縦×横) |
75.5x106cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白/直貼り |
| 額寸 (縦×横×奥) |
85x116x3cm |
| お届け期間 | 約2週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 3000ドル (2006/06/26 更新) |
| A000-00961 |