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作品名

トロツキーの眼鏡 - 未遂に終わった暗殺計画の際に燃やされた辞書を見る (“見えるものと見えないもののあいだ”より)

Art List
Trotsky's glasses - viewing a dictionary that was damaged in the first assassination attempt on his life. (from ”Between Visible and Invisible”)
作家名
米田 知子      
Name
Tomoko Yoneda

トロツキーの眼鏡 - 未遂に終わった暗殺計画の際に燃やされた辞書を見る (“見えるものと見えないもののあいだ”より)

作品エピソード

米田知子の作品は「記憶」と「時間」をテーマに、入念なリサーチのもとで制作される。この“見えるものと見えないもののあいだ”は、歴史上の人物が実際に使っていた眼鏡のレンズを通して、彼らに関係のあるテキストまたは写真などを見るという、非常にユニークな手法で撮られたモノクロ写真である。歴史やドキュメンタリーが好きで、かつてはジャーナリストを目指したこともあった米田ならではの作品といえるだろう。2003年に資生堂ギャラリー「記憶と不確実さの彼方」展においても話題を呼び、今なお新作を期待される人気を誇る、代表的シリーズのひとつである。本作品はロシアの政治家トロツキーの眼鏡がモチーフの作品である。トロツキーは多くの革命に参加し、数々の実績を残すのだが、スターリンの台頭後亡命を余儀なくされる。亡命先でも暗殺されかけるのだが、二度目の暗殺事件により最期を遂げる。この作品では、トロツキーの眼鏡は一度目の未遂に終わった暗殺事件にて、燃え残ったロシア語の辞書を見た瞬間を捉えたものである。数々の亡命国を行き来したトロツキーも祖国の文字が載る辞書は常に持参していた…燃え残った辞書を彼はどんな気持ちで眺めたのだろう。

作家の紹介

1965年、兵庫県明石市生まれ。

1989年にイリノイ大学シカゴ校芸術学部写真学科を卒業、1991年にロイヤル・カレッジ・オブ・アートを修了する。現在はロンドンに在住し、ヨーロッパを中心に活動。『記憶』と『時間』をテーマに制作を続け、1996年から発表している《トポグラフィカル・アナロジー》シリーズでは、解体されてゆく住居の壁を撮影。はがれかけた壁紙や壁に残るヒーターの煤の跡、画鋲の跡などからかつて人が住んでいた様子を見出そうと試みる。続く《見えるものと見えないものの間》シリーズでは19世紀から20世紀の歴史上の人物の眼鏡を通して、その人に関連する書物等を撮影。近年の《Scene》シリーズでは、一見何気ない風景だが、実は歴史上重要な出来事が起きた場所を撮影、という作風が高い評価を得ている。主な展覧会として、1999年のVOCA展(上野の森美術館)をはじめ、 2003年の個展「記憶と不確実さの彼方」展(資生堂ギャラリー)、2004年の「ノンセクト・ラディカル」展(横浜美術館)などが挙げられる。2005 年2月には、故郷を襲った阪神大震災の直後と10年後の風景を撮影した個展「震災から10年」展を発表(芦屋市立美術博物館)。現在横浜トリエンナーレ 2005に巡回中。2005年秋に東京・シュウゴアーツで開かれた個展「雪解けのあとに」では、ハンガリーでは水、エストニアでは森をライトモチーフに『歴史』と『記憶』の変容をテーマにした作品を発表した。同シリーズはEUジャパンフェスト日本委員会主催の「Europe Today」プロジェクトの一環として、写真集『In-between』の一冊としても発売、好評を博している。

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作品詳細
制作年 2003年
エディション ED --/8 
サイン あり 
技法 ゼラチンシルバープリント 
シートサイズ
(縦×横)
38x38cm
作品の状態 良好 
額仕様 黒/マット 
額寸
(縦×横×奥)
61x50.8x3cm
お届け期間 約4週間 
特記事項  
海外店頭価格 no data
(2006/05/08 更新)
A000-00936  
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