
大阪グラフメディア・ジーエムにて、2005年7月から約1ヶ月にわたり開催された「MELO」展。名前の通り、展示空間が、7つののドアにつながる「迷路」になっており、観客は懐中電灯を手に持って、壁に貼られたポンニミット氏の原画のストーリーを追いながら迷路内を進んでいくという、体験型の展覧会でした。突然の停電にすったもんだする主人公は、ポンニミット氏が好むキュートなキャラクター、マムアンちゃん。よしもとばなな氏の『なんくるない』表紙にも登場したことでご存知の方も多いのでは?懐中電灯を見つけたマムアンちゃんが、明かりを頼りに前進する様子が描かれています。小さなマムアンちゃんの慎重な足取りが微笑ましい。「MELO 13」の作品と並べて掛けると、作品にぐんと動きがでてきます。
1976年、タイ、バンコク生まれ。
シラパコーン大学デコラティブ・アート学部卒業。
バンコクのポップカルチャーを賑わす漫画家兼アニメ作家兼ミュージシャン。バンコク文芸シーンの鬼才プラープダー・ユンや奈良美智、grafの豊嶋秀樹、作家のよしもとばなななど交友関係も幅広い。日本の漫画に影響されたという天真爛漫なタッチとピュアでかわいい図柄が特徴。2004年より日本在住。日本では現在までに漫画が2冊、DVDアニメーション作品が発売された他、よしもとばななの「なんくるない」の表紙イラストや雑誌の定期連載、 FRAPBOISとのコラボレーションなども手掛ける。2005年には大阪のgraf media gmや表参道のSUNDRIESにて個展を開催。10月には原美術館、11月には世田谷ものづくり学校にてソロピアノコンサートを開催し、漫画の枠だけには留まらない幅広い才能が話題を呼ぶ。
「タムくん(ポンニミット氏の愛称)のマンガを読むとき、私は何回でも飽きずに眺め、何回でもオイオイ泣いてしまう。あたりまえの人生のいろいろがあるだけなのに、どうしてだろう。」 ―よしもとばなな



