
緻密なまでの描写力と繊細なタッチで「物語る絵画」を描くアーティスト、鴻池朋子。彼女の代表的キャラクター「みみお」は、耳から手が出ているような、やわらかく不思議な生き物です。2001年に青幻舎から出版された絵本『みみお』では、常闇の中から生まれてきたみみおが、森の中で四季をたどります。口のないみみおが語ることば、目のないみみおが出会う森の生物や、四季の変化が描かれた風景から成る世界に、引き込まれてしまいます。本シリーズは、絵本の原画より厳選された12点をインクジェットプリントにしたものです。2006年4月下旬に、倉敷のギャラリーで10日間展示した以降は公開されていなかった幻の作品が、このたび全12点一挙にタグボートに登場しました! 価格も手頃ですので、この機会に是非、お気に入りのみみおを見つけてみて下さい。こちらは、みみおが眠りに付いたあとの森の風景。雪の積もった木々の中を吹き抜ける風は、みみおの魂をのせて森から旅立つかのようです。「小さなみみおは何処から来て、何処へ行くのか」と絵本の帯に書かれたコピーを思い出させる一枚です。
1960年、秋田市生まれ。
『美術手帖』誌(美術出版社)の特集「物語る絵画」でも取り上げられ、いま最も注目される新しい物語のカタチを描くアーティスト。1985年、東京芸術大学絵画科日本画卒業後、おもちゃ・家具のデザイナーを経て1996年からソフトスカルプチャーを制作し始める。97年には鉛筆画のアニメーション作品も手がけるようになり、1999年から1年間、渋谷Q-FRONTビルの巨大モニターで上映される映像として鉛筆アニメーションを制作。2000年ミヅマアートギャラリーの個展にて初のペインティング作品を発表。2001年、絵本『みみお』(青幻舎)を出版、「みみお」は2005年にDVD(アニメーション)化もされている。2003年に韓国のソウル美術館、04年にイタリアのボローニャ近代美術館などのグループ展にも出品、海外での評価も高い。05年、東京都現代美術館「MOT ANNUAL 2005;愛と孤独、そして笑い」展にて「物語」シリーズ4部作『第4章 帰還 −シリウスの曳船−』を発表。終りから時間を逆行して描かれるこの「物語」は、現在『第3章 避難』、『第2章巨人』までが描かれ、ついに2006年4月28日より大原美術館で開催予定の個展「第0章(チャプターゼロ)」にて、その全貌が明らかになる。
| 制作年 | 2006年 |
|---|---|
| エディション | ED --/60 |
| サイン | あり |
| 技法 | インクジェットプリント |
| シートサイズ (縦×横) |
33x48cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | ふきとり/直貼り |
| 額寸 (縦×横×奥) |
43x58x3cm |
| お届け期間 | 約4週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | no data (2006/07/18 更新) |
| A000-01005 |