
95年にセゾン美術館で回顧展が行われたときの題名は「空間と色彩の詩人」。リチャード・タトルの描き出す色とかたちは、独特のヴァイブレーションとリズムを持っています。ニューメキシコ州サンタフェの丘の上にアトリエを持つという彼。その作品は、ネイティヴ・アメリカンのスピリットにも通じている。陽光の溢れる室内に温かみのあるインテリアと、そんなコーディネイトのイメージが湧いてくる作品です。
1941年、ニュージャージー州ラスウェイ生まれ
ハートフォードのトリニティ・カレッジ卒業後、ニューヨークのクーパー・ユニオンで学ぶ。最初の個展はポロックやロスコを世に出した、ニューヨークのベティ・パーソンズ・ギャラリーで開かれた。そして67年ホイットニー美術館に出品した「タン・オクタゴン(黄褐色の八角形)」によって一躍美術界に知られるようになる。八角形のキャンバス地を染めて壁にピンで留めただけの作品であった。大型の抽象絵画やポップ・アート全盛の時代にあって、一般的にはタトルの作品は地味で目立たないものだったけれども、思慮深く控えめな表現は単に物理的にミニマルな(色、形、素材を最小限度にとどめる)ミニマル・アートとは一線を画していた。大作が少なく、地道な活動ながら、80年代から95年までは毎年5〜10回の個展をコンスタントに開催、近年は発表も慎重になってきているが、構成に見られる絶妙なバランス感覚はさらに鋭敏さを増す半面、一種の風格、余裕を感じさせる安定感を生み出している。
| 制作年 | 2002年 |
|---|---|
| エディション | ED xxx/25 |
| サイン | |
| 技法 | エッチング/アクアチント/ドライポイント/コラージュ |
| シートサイズ (縦×横) |
40.6x40.6cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | --- |
| 額寸 (縦×横×奥) |
50.6x172.4x4cm |
| お届け期間 | 約4週間 |
| 特記事項 | ※この作品は4点セットです。 |
| 海外店頭価格 | 7500 ドル (2004/02/16 更新) |
| A000-00175 |