
「頭で理解するのではなく皮膚で感じて欲しい」―シュウゴアーツの推す新進気鋭の写真家、徐美姫は自身の処女写真集『SEX』の作品についてそう語る。ストレートなタイトルに驚きを覚えつつも作品を見ていると、海景を映した作品という第一印象が洗い流される。モノクロームの織り成す深い諧調と画面から広がる世界に引き込まれてしまい、もはやこのタイトル以外はあてはまらなくなる。そう、ここに写されているのは単なる海景ではなく、水の動きや軌跡を通じて見つめた、作家自身の風景との交わり、溶け合った姿なのである。男が男である、女が女である、人が人である―そういう大きな意味での「性」を写し撮ったこの作品を目にしたとき、あなたはこの『SEX』から何を感じるだろう。ここに収められる全ての写真の不安と期待を予感させる、海へと向かう車中で写した一枚。奥に映る黒い塊はなんだろうか。「これを撮りにいくときはいつも雨だった」旅の始まり、その不穏さを訴えているようである。海は一体どのような表情で待ち受けているのだろうか。
1974年、福井県生まれ。国籍、韓国。
福井県で生まれ育ち、15歳の時に上京。2002年7月より写真を始める。スポーツ雑誌『Number』に作品を持ち込み、フォトグラファーとしてのデビューを決めたという行動派。以来『Cut』などの雑誌、『サルビア歳時記』(ピエブックス)など書籍を中心に精力的に活動を続けている。 2006年6月に写真集『SEX』(赤々舎)を発売と同時に、「4人展」(2006年シュウゴアーツ)にて地元福井の海をモチーフにしたモノクロ写真のシリーズを発表。 写真家ロバート・フランクに賞賛を受けたというエピソードは有名で、今後の活躍が楽しみな若手写真家の一人である。
| SEX (no.03) | |
| SEX (no.03) | |
| 徐 美姫 | |
| Miki Jo |
| 制作年 | 2005年 |
|---|---|
| エディション |
ED --/23 |
| サイン | あり |
| 技法 |
ゼラチンシルバープリント |
| 作品本体サイズ(縦×横) |
59x49cm |
| 作品の状態 |
良好 |
| 額仕様 |
黒/マット |
| 額寸(縦×横×奥) |
71.2x54.5x2.7cm |
| お届け期間 | 約6週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | no data (2006/06/26 更新) |
| 品番 | A000-01117 |
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