
ニューヨークとフロリダの2つの場所にスタジオを構えるローゼンクイストは、アメリカ建国200周年記念の版画集に収められる作品の主題として自動車のタイヤを選んだ。ニューヨークでは地下鉄やバスの利用者が多く余り車社会を意識することはない。しかしいったんマンハッタンを離れるとアメリカ全土は車がなければ生きていけない。1975年、久しぶりにロスで個展を開いたローゼンクイストはそのことを実感したのだろう。タイヤのトレッドパターンが色鮮やかな装飾模様に生まれ変わり、中央の円はドライブラシで繊細なグラデーションが施されている。明快だが手の込んだ作品だ。どんな部屋に飾っても実際の大きさ以上に迫力があるに違いない。
1933年、11月29日、ノースダコタ州、グランド・フォークス生まれ
看板描きのアルバイトをしながらミネアポリスのミネソタ大学で学んだ後、ニューヨークに出てアート・ステューデンツ・リーグに通う。抽象画家を目指すが1960年ごろから見慣れたイメージの断片を組み合わせ、巨大なスケールに拡大して描きはじめた。それは、看板描きのアルバイトで得たテクニックをそのまま活用したのにすぎなかった。色彩はポップ・アート共通の鮮やかなもの、何の部分かわからない断片的なイメージの組み合わせは、抽象絵画と見間違う印象を与える。だがよく見ると、車、政治家、スパゲッティ、ロケット、口紅などが描かれていて、それら無関係なものの組み合わせにはシュールレアリズムの影響が見られる。1972年、ニューヨーク、ホイットニー美術館で回顧展開催。日本では大阪万博の際に大作が展示されたが、その後は1997年、福島県須賀川のCCGA・現代グラフィック・センターで大規模な個展が開かれた。
| 制作年 | 1975年 |
|---|---|
| エディション | ED 118/200 |
| サイン | あり |
| 技法 | シルクスクリーン/エアブラシ |
| シートサイズ (縦×横) |
76x56cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白/うかせ |
| 額寸 (縦×横×奥) |
86x66x4cm |
| お届け期間 | 3営業日以降 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 1500ドル (2003/07/01 更新) |
| A000-00067 |