
アウスラーはいつも闇の中を旅しているアーティストだ。記憶・深層心理に分け入って、自分のアートのテーマにする。ミュテッド・スマイルもそんな一点。ニコニコ顔のピースマークは彼の記憶の奥底から、フーッと浮かび上がってきた。抑え気味のこらえた笑いが、人間の様々な側面を暗示する。カワイイとコワイの両面をもったウィットに富んだ作品。
1957年、ニューヨーク市生まれ
カリフォルニア・インスティテュート・オブ・ジ・アーツ卒業。ビデオ・アートを学んだアウスラーは、1992年から表情の変化する人間の顔を主題として作品を制作しはじめる。ソファーの下敷きになったり、マットレスにはさまれたり、スーツケースに突っ込まれたのっぺらぼうの顔の上に、変化する表情のビデオを映写するというユニークな作品は、低迷していたビデオ・アート界に新たな旋風を巻き起こした。日々無意識のうちに抑圧された生活を余儀なくされている現代人に対するユーモアある警鐘でもあるのだが、欧米人の大きな目鼻立ちの動きある表情と単純なせりふは一度見ると決して忘れられない。作品の主題となるシチュエーションとせりふは、ちょっとしたアイデアをまめにノートしたりスケッチすることにより集められる。簡略だが的確にアイデアのイメージをスケッチしたドローイングはそれだけでも印象的な作品である。
| 制作年 | 2003年 |
|---|---|
| エディション | NA |
| サイン | なし |
| 技法 | アクリル(絵の具) |
| シートサイズ (縦×横) |
31x23.5cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白/うかせ |
| 額寸 (縦×横×奥) |
39x31x3.8cm |
| お届け期間 | --- |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 1500 ドル (2003/07/01 更新) |
| A000-00073 |