
ヌードを写生したドローイングをコピーし、コンピューターに入力、レーザーカットの機械によってアルミニウムやスティールなどの金属板を切り抜きその上に着色して制作されるスティール・ドローイング。髪の毛1本つまり0.2ミリくらいの精度で穴が開けられ、しかも精確に同じものが制作可能である。白い壁に直接作品を取り付けても、紙に描かれたドローイングとは全く異なる立体感が物としての存在感を強調するが、ちょうどよい大きさの額の中に少し台紙から浮かせることによって影を出す工夫をした。蛍光灯の下では効果がないが、スポットライトを使用すると角度によってよい効果が現れる。モデルのモニカはウェッセルマンのお気に入り、アーティストでもあり、当時彼のアシスタントをしていた女性だ。
1931年2月23日、オハイオ州シンシナティ生まれ
シンシナティ大学で心理学を学ぶが、兵役によって中断、兵役中は軍隊生活を風刺する漫画を描いていた。大学に戻ると同時にシンシナティ美術アカデミーにも通い始める。漫画家を志し1956年ニューヨークに出てクーパー・ユニオンで勉強する。途中から画家へ方向転換し、60年代初めに発表した「グレート・アメリカン・ヌード」シリーズが人気となり一躍ポップ・アーティストの仲間入りをすることに。60年代中頃から絵柄のイメージに合わせて変形させたシェイプト・キャンバスの使用を始め、80年頃からはドローイングに合わせてスティール板をレーザーで切り抜き、着色する「スティール・ドローイング」を発明する。これはウェッセルマンが最も尊敬するマティスの紙を切り抜いた「カット・アウト」へのオマージュとも考えられるだろう。室内の裸婦こそマティスが一番得意にしていた主題ではなかったか。1993-94年伊勢丹美術館、滋賀県立近代美術館などを回顧展が巡回。
| 制作年 | 1985年 |
|---|---|
| エディション | ED 25/25 |
| サイン | あり |
| 技法 | スチール・ドローイング |
| シートサイズ (縦×横) |
25.3x28cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | ふきとり |
| 額寸 (縦×横×奥) |
44x47.5x3.9cm |
| お届け期間 | --- |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 4000 ドル (2003/07/01 更新) |
| A000-00075 |