
キャンバスの絵画作品はほとんど絵筆のタッチを感じさせない、フラットな仕上げを特徴とするカッツだが、リノカットの版画ではこの作品のように、版を削る彫刻刀の彫り跡を目立たせることもある。普段はただの松の木として見過ごしていたのが、リズムをもったシルエットとして目に映った瞬間、単なる風景写生から絵画表現へと昇華する。さりげないなかに洗練された画家の美意識を感じさせる佳品。
1927年、ニューヨーク州、ブルックリン生まれ。
ニューヨークのクーパー・ユニオンとメーン州スコーへーガン絵画彫刻学校に学ぶ。最初紙によるコラージュ作品を手がけるが、30代から本格的に人物主体の油絵と版画の制作にとりかかる。アルミニウム板を切り抜いて油彩で描くカット・アウトなど実験的な作品も制作するが、抽象表現主義、ネオダダ、ポップ・アート、ミニマル・アートと変遷する現代美術界の中、時流に迎合することなく明快な色彩と簡潔な構図による具象絵画のスタイルを貫いている。
| 制作年 | 2003年 |
|---|---|
| エディション | ED XXX/30 |
| サイン | |
| 技法 | リノカット |
| シートサイズ (縦×横) |
70.17x84.46cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白木 |
| 額寸 (縦×横×奥) |
80.17x94.46x4cm |
| お届け期間 | 約4週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 2500ドル (2005/11/30 更新) |
| A000-00161 |