
フランケンサーラーは、若い頃、ジャクソン・ポロックから影響を受けたと言われていますが、ポロックがドリッピング(キャンバスに絵の具を垂らしかける手法)によって絵を描いたのに対し、フランケンサーラーはステイニング(地塗りのしていないキャンバスに絵の具を滲み込ませてイメージをつくりだす)という手法を編み出しました。さらに言うとフランケンサーラーから影響を受けて、ステイニングを発展させた描き方を確立したのがモーリス・ルイス。戦後アメリカ絵画史の中でも重要な位置を占める作家の一人と言えます。同じ抽象表現主義でも、ロスコやニューマンといった男性作家の描く画面とはまた違った、繊細さを持っています。
1928年、ニューヨーク生まれ。
高校でメキシコ人画家ルフィノ・タマヨに絵を習い、ベニントン大学を卒業後、コロンビア大学美術学部の修士課程に学ぶ。22歳のとき評論家クレメント・グリーンバーグと出会い、ポロック、デ・クーニング、ニューマンといった抽象表現主義の画家たちと知り合う。50年代に、下塗りをしていない生地のキャンバスに薄く溶いた絵の具を染み込ませるステイニングという技法を開発、にじみ広がる豊かな色彩の作品を制作し、若くしてカラー・フィールド・ペインティング(色面抽象)の第一人者となった。1961年に初めて版画を制作して以来、200点以上の様々な技法による版画を発表してきたが、どれも絵画作品に特徴的な、にじみや広がりを再現する色彩豊かなものである。1986年、ニューヨーク市長名誉賞芸術文化部門受賞。89年、ニューヨーク近代美術館で回顧展開催。91年、アメリカン・アカデミー副総長に就任。93年、ワシントン・ナショナル・ギャラリー版画作品回顧展開催(町田市立国際版画美術館に巡回)。2002年、ブッシュ大統領より大統領芸術賞メダルを授与。と華々しい経歴だが、中々気難しいお婆ちゃんだとか。作品からは気難しさは感じられず、品位ある美しい色彩世界に引き込まれる。
| 制作年 | 1995年 |
|---|---|
| エディション | ED xxx/30 |
| サイン | あり |
| 技法 | リトグラフ |
| シートサイズ (縦×横) |
48.26x41cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | --- |
| 額寸 (縦×横×奥) |
58.26x51x4cm |
| お届け期間 | 約4週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 3500 ドル (2004/03/01 更新) |
| A000-00192 |