
子供の絵や精神病患者のデッサンをモチーフに作品をつくり続けているドナルド・バチェラーの世界は、イノセントで楽しく、そして同時に内奥に訴えかけてくるものがあります。日本では意外と紹介の機会の少ないバチェラーですが、海外のアートフェアではよく見かける常連。「贈り物としてアートを選ぶならどれ?」という質問をされたなら、ぜひこの作家はお薦めに挙げたい1人です。居間に飾って、お父さんも子供も家族みんなでこの絵に触れて欲しい、そんな一枚。
1956年、コネチカット州、ハートフォード生まれ
ボルチモアの美大卒業後、ニューヨークに出てクーパー・ユニオンで学んだバチェラーの作品は、子供が描いた下手くそな絵としか見えない。それもそのはず実際に子供の絵を模写し、そのスケッチをもとに制作されるのだ。ほかにもトイレの落書き、精神病患者の絵、古いコミック、中華料理店の紙ナプキンなど、自分では描けそうもない面白い形や、想像もつかないイメージを見つけてきては、スケッチして集めておく。制作はコレクションしたスケッチの中から、慎重にいくつかを選び出して構成することから始まる。一見無雑作に描かれたかに思われる画面は、実は念入りなイメージの選定作業とその配置に十分な時間がかけられているのだ。たまたま出会った人に、何か絵を描いてもらい、それを材料とすることもある。素朴なコミュニケーションとシンプルなものの持つ美、そしてさまざまな組み合わせ。彼の作品が評論家たちからトゥオンブリ、ライマン、そしてラウシェンバーグやシュヴィッタースと比較され賞賛される理由はそこにある。
| 制作年 | 2003年 |
|---|---|
| エディション | ED 6/30 |
| サイン | あり |
| 技法 | アクアチント/エッチング |
| シートサイズ (縦×横) |
68.5x86.3cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | ふきとり |
| 額寸 (縦×横×奥) |
76x93x4cm |
| お届け期間 | --- |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 1800 ドル (2004/03/01 更新) |
| A000-00193 |