
アウスラーは白い布で作られた人形の顔に、プロジェクターで顔の表情を投影し、スピーカーからは、深刻そうな語り、うめき声、奇妙な笑い声が聞こえてくる、人間の精神状態に深く関与するインスタレーションで広く知られている。この作品は、2003年5月 ニューヨーク・チェルシーのメトロピクチャーズ画廊での個展時に公開されていなかった数点の中からを掘り出したものである。メトロピクチャーズ画廊の展示作品にはこの作品と同じ形をした布製の雪だるまの様な物体に、緑色に塗った人の顔が投影された、カエルのインスタレーションがあったが これはそのためのドローイングだと思われる。'So Yellow' は、ハイテクと人形(ローテク)を使いこなすことのできる彼の、平面においての表現を見ることができる。素朴な表現の中にも何か私たちに話しかけてくるような愛嬌と面白さがある。不細工なカエル、けれど何処か憎めないそして可愛いとさえ感じてしまう作品だ。
1957年、ニューヨーク市生まれ
カリフォルニア・インスティテュート・オブ・ジ・アーツ卒業。ビデオ・アートを学んだアウスラーは、1992年から表情の変化する人間の顔を主題として作品を制作しはじめる。ソファーの下敷きになったり、マットレスにはさまれたり、スーツケースに突っ込まれたのっぺらぼうの顔の上に、変化する表情のビデオを映写するというユニークな作品は、低迷していたビデオ・アート界に新たな旋風を巻き起こした。日々無意識のうちに抑圧された生活を余儀なくされている現代人に対するユーモアある警鐘でもあるのだが、欧米人の大きな目鼻立ちの動きある表情と単純なせりふは一度見ると決して忘れられない。作品の主題となるシチュエーションとせりふは、ちょっとしたアイデアをまめにノートしたりスケッチすることにより集められる。簡略だが的確にアイデアのイメージをスケッチしたドローイングはそれだけでも印象的な作品である。
| 制作年 | 2003年 |
|---|---|
| エディション | NA |
| サイン | なし |
| 技法 | アクリル(絵の具) |
| シートサイズ (縦×横) |
22x25cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白/うかせ |
| 額寸 (縦×横×奥) |
39x33x3.9cm |
| お届け期間 | --- |
| 特記事項 | ※1点もののためエディション番号はありません。 |
| 海外店頭価格 | 1500 ドル (2003/07/01 更新) |
| A000-00116 |