
60年代の初期立体作品は木に鮮やかな赤が塗装されていたが、このカドミウム・レッドは、ジャッドにとって「対象を明確に見せ、輪郭や角度を明瞭に限定する唯一の色」であり最も重要な色である。このカドミウム・レッドとパープルあるいはウルトラマリン・ブルーとの2色の組み合わせは、不思議に落ち着きと躍動感の相反する印象がある。モダンな中にちょっとしたアジアン・テイストといったくつろぎの空間にマッチするだろう。
1928年6月3日、ミズーリ州、エクセルシア・スプリングス生まれ、1994年2月12日、ニューヨーク市にて没
ニューヨークのアート・ステューデンツ・リーグで美術教育を受けながら、コロンビア大学で哲学を学んだジャッドは、1959年からアーツ・マガジン誌などに展評や美術批評を寄稿するようになった。制作の出発は絵画であったが、伝統的な空間表現の絵画の性質に疑問を抱き、現実の空間を占める3次元の立体作品の制作へと変わる。数学的規則性と工業製品を思わせる素材のブリキ、真鍮、プレクシグラス(アクリル板)そして工業用塗料を使用した作品は、形と色とを最小限に切り詰めた「ミニマル・アート」の典型となった。家具のデザインや建築など実用的「ミニマル・アート」の分野にも関わり、アートと建築との共存を提言した。その実践例として1986年、テキサス州マーファにチナティ財団を設立し、自然光のなかに自作を永久展示して美術館の機能を問いただした。92年新装された北九州市立美術館の回顧展時に来日。
| 制作年 | 1992年 |
|---|---|
| エディション | ED 23/30 |
| サイン | あり |
| 技法 | 木版 |
| シートサイズ (縦×横) |
58x79cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白/うかせ |
| 額寸 (縦×横×奥) |
63x83x3cm |
| お届け期間 | --- |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 3000 ドル (2003/07/01 更新) |
| A000-00142 |