
アメリカのりんごは小さく酸っぱい。歯磨き代わりにあるいはチューイングガムの代わりにか歩きながらりんごをかじる姿がよく見られる。「りんごをかじると血が出ませんか」というCMを思い出す。でもこのりんごたちは何となく親しみがわく。完全な球体ではなく、りんごの色と背景の色との組み合わせもよいのだろう。暖かい感じがする。セザンヌがりんごを描いたのはやっぱりりんごが好きだったからだとか。アダムとイヴの時代には禁断の果実だったわけで、今では誰が食べるのも自由。本物のりんごと並べるのもオシャレかもしれない。食べられる食べられない。なくなるなくならない。ずっと部屋にあってもりんごが好きな人なら飽きがこないのではないかな。
1954年、ドイツ、ニューレンブルグ生まれ
彫刻家の父トニー・スミスと女優で歌手のジェーン・スミスの間に生まれたキキ・スミスはニュー・ジャージーで育った。一時期パン屋になる修業をしたり、人形劇団の人形を作ったりといった仕事が後の作品制作にプラスとなった。22歳のときにニューヨークに移り以降活動の場所となる。1979年グレー著『人体解剖』(バスキアの愛読書でもあった)をもとに人体各部のドローイングを作る。人体に対する関心は深まり、85年にはブルックリン病院で緊急看護士の勉強をするほどだった。彼女の作品の主題が人体、それも理想美を追求するものではなく、生きている肉体の表現へ進んでいったのは当然だったかもしれない。素材は多様で、ブロンズ、ワックス、石膏、樹脂、布、紙など。1991年93年、ホイットニー・ビエンナーレ出品、93年ヴェニス・ビエンナーレに出品するなどジェンダー、身体性など時代のキー・ワードと合致する作品はますます評価が高まっている。
| 制作年 | 2001年 |
|---|---|
| エディション | ED 12/18 |
| サイン | あり |
| 技法 | アイリスプリント |
| シートサイズ (縦×横) |
51x41cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白/うかせ |
| 額寸 (縦×横×奥) |
57x46x3cm |
| お届け期間 | 3営業日以降 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 1200ドル (2003/07/01 更新) |
| A000-00144 |