
眩しい朝の太陽に向かって目を閉じたときに瞼のうちに広がる赤。太陽光の赤か毛細血管の赤か、いわば血の通った赤。膨張する赤の隙間から覗くピンク、黄、緑、ブルーの愛らしさ。サイズを感じさせないスケールの大きさがその上に君臨する。
各作品名の「View」は「眺め」、「景色」の意味。画家が日頃眺める空、木々、道といった景色から画家の眼と手を通して、光は色彩となり、色彩は増幅され、景色は形に木々の枝は線に抽象化されていく。けっして難解な抽象ではなく具体的な風景から光と色彩、広がりと潤いそして温度が抽出された画家の眼に映る景色である。後尾の数字は制作年あるいは制作年月日を示す。
1973年 東京都に生まれ大阪に育つ。1998年 京都造形芸術大学大学院芸術研究科修了。2003年 「VOCA展 2003」上野の森美術館(東京)にてVOCA賞受賞。2005年 大原美術館主催による「第1回第1回ARKO -Artist in Residence Kurashiki,Ohara」にて岡山県倉敷市の無為村荘(大原美術館の礎を築いた洋画家児島虎次郎の旧アトリエ)に50日間滞在制作、作品発表。パブリックコレクションとして大原美術館(岡山)、第一生命保険相互会社(東京)、京都造形芸術大学(京都)他。



