
日本の太平洋側の海を撮影したシリーズ。枯山水の庭を思わせる、穏やかで、雄大なイメージ。海の表面が幽かに揺れて、雲のようにも見えるため、現実の「海景」ではなく、一見すると庭あるいは天空のようでもある。「水」を撮り続けてきた山本糾ならではの「海」。感傷的でなく、あくまでも宇宙の法則の中にある地球の表皮としての「水」を物理的に捉えている。感性や秀逸なテクニックだけでは捉えることのできない対象物の本質的な美、「髄」のようなものが山本の力により引き出されている。
(ハシモトアートオフィス / 橋本かがり)
1950年 香川県生まれ。
1974年武蔵野美術大学商業デザイン科卒業。故・若林奮、青木野枝をはじめ、日本を代表する多くの彫刻家や美術館の指名カメラマンである。このことからも明らかなように、対象物への徹底的な洞察力と、それを自らのフィルターを通しながら、あくまでも冷静に「写真」という形にする技術を持ち合わせている。活動初期からアメリカを巡回する大規模なグループ展に日本を代表する写真家として杉本博司、柴田敏雄らとともに参加、その作品は東京国立近代美術館、原美術館、パリ国立図書館、AT&Tなどに収蔵されている。
山本糾が水を撮影の対象に選ぶのは、「水が持っている外界からのあらゆる刺激に対する感応力とその霊性に依っている、、、、」愛機DEADORFFを通して捉えられた山本の「水」は、<天が無私の中間的媒体である水を通して、宇宙を生成する法則をわれわれに開示して>静謐でありまた雄弁である。
| 制作年 | 2001年 |
|---|---|
| エディション | ED -/ 8 |
| サイン | あり |
| 技法 | ゼラチンシルバープリント |
| シートサイズ (縦×横) |
50.8x61cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | アルミ黒 |
| 額寸 (縦×横×奥) |
51.5x61.5x2.5cm |
| お届け期間 | 約3週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | no data (2007/02/27 更新) |
| C000-00818 |