
能の幕間に演じられる狂言は、社会を反映する内容のものが多く、我々の生活と能のような完成された文化の間に位置するものとウィーナーは語っています。このマルチプルは「人生という能狂言のための舞台装置」というタイトルです。狂言の舞台を我々の人生として捕らえ、人間の生活にとって必要なものとして、りんご&こしょう(ユーモアも含めて)を他のものとどのように関連させ、どのような人生を送って行くのか、考えようという作品です。また黒く縁どりされた四角は、神聖な場を表しています。人間には、生活に必要なものと同じくらい神聖な部分も不可欠であるということです。マルチプルは、限定50部、サインと限定番号入りです。
1942年ニューヨーク州ブロンクス生まれ。1960年より作家活動を開始する。言語を自身の作品の素材に選び、69年に活動の基本理念となっているステートメントを発表。1972年からドクメンタ5、6、7と連続して出品。世界各地で展覧会が開催され、コンセプチュアル・アートの第一人者として活躍。



