
アーティストとして活動を開始した初期の1960年代頃から、オノ・ヨーコは「水」に大きな関心を寄せてきました。それは水が私たちにとってかけがいのないもののひとつであると、オノは考えていたからです。現在、世界各地で異常気象が発生し、台風災害や地震による津波などの水害により、毎年数々の尊い生命が失われています。そしてきれいな飲料水が飲めずに、死んでゆく人々もいます。しかし、こうした忌まわしい水は、一方では私たちにとっては、それがなければ生きていくことはできない、大切な物質でもあります。この現実をオノは真摯に受け止め、「水は必要不可欠なもの、つまり愛と同義語である」と考えた結果、水に関する制作活動を多数行うようになりました。本作品は、2005年に開催された同タイトルの展覧会を記念してつくられたメッセージボックスになっています。彼女自身が書いた水に関する記述(日本語・英語 各3作品)を、水の漏らない弁当箱に入れたいというオノのアイディアから生まれた作品は、愛の力で世界を変えようと提唱するオノのコンセプトが見事に表現されていると作品と言えるでしょう。
1933年、銀行家小野英輔・磯子の長女として東京で生まれる。1952年、学習院大学哲学科に入学。翌年、アメリカに移住し、サラ・ローレンス大学で作曲と詩を学ぶ。1960年からニューヨークを拠点に、前衛芸術家として本格的な活動を開始。前衛芸術グループ「フルクサス」の活動に参加し、イベント、コンサート、作品展などを行なう。 66年9月には活動の拠点をロンドンに移し、同年11月に個展「未完成の絵画とオブジェ」を開催。その会場でビートルズのジョン・レノンと出会い、1969年結婚。ジョンとともに創作活動や平和活動を行う。1980年のジョンの死後も、創作活動や音楽活動などを通して「愛と平和」のメッセージを世界に向けて発信している。個展は1971年「THIS IS NOT HERE」エバーソン美術館(ニューヨーク)、1989年ホイットニー美術館(ニューヨーク)、1990年「踏み絵」草月美術館(東京)、1997年「HAVE YOU SEEN THE HORIZON LATETY?」オックスフォード近代美術館、2000年「YES YOKO ONO」ジャパン・ソサエティー(ニューヨーク)など多数開催。1993年ヴェネチア・ビエンナーレ、2001年横浜トリエンナーレに出品、2003〜2004年は日本において大規模な回顧展「YES オノ・ヨーコ展」を巡回した。1996年「青い部屋のイベントー東野芳明に捧ぐ」ギャラリー360°(東京)、以後 2001年「縦の記憶」、2002年「From My Window」、2004年「I LOVE U」、2005年「We're All Water」、2006年「O P E N」を同ギャラリーにて開催。
| 制作年 | 2005年 |
|---|---|
| エディション | ED -/90 |
| サイン | あり |
| 技法 | 3種類の日英併記のスコア、計6枚 漆塗りの箱入 |
| シートサイズ (縦×横) |
14x13cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | - |
| 額寸 (縦×横×奥) |
14x13x5cm |
| お届け期間 | 約2週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | no data (2007/03/19 更新) |
| C000-00855 |