
1960年代初頭からニューヨークを拠点に欧米各地で活動していた前衛芸術グループ「フルクサス」。「フルクサス」とは、ジョージ・マチューナスを中心に「パフォーマンス(行為)」そのものもアート表現のひとつとして発表していたグループの名前です。その最大の特徴は、「パフォーマンス(行為)」そのものをアート表現のひとつとして発表していた点です。またフルクサスで行われたパフォーマンスは、アーティストたちが制作した「インストラクション(指示書)」によって、誰もが再演できる方法を確立したことです。本作品ジョージ・ブレクトの「ウォーター・ヤム」はフルクサスのインストラクション作品集のなかでも代表作として位置づけられていて、1950〜1960年代初期に書かれたインストラクション(英語表記)が103枚収録されています。1962年にフルクサス・エディションとして初版が発行され、2000年までにさまざまな装丁や言語で限定部数5版が制作されました。本作品は、今回初めて「ギャラリー360°」が日本語訳の許可を得ることができ、100部限定で制作された限定バージョンです。限定番号入りなので、この機会をお見逃しなく!
ジョージ・ブレクト (1924年アメリカ オレゴン州ハーフウェイ生まれ) は、1958年〜1959年にジョン・ケージが教鞭を取ったニュースクールフォーソーシャルリサーチで学びました。50年代から60年代にかけて、世界的にわき起こった革新と変革の動きを全身に浴びて、卒業後作家活動と開始。木製のダイニング・チェアといった日常品を素材としたスカルプチャーを制作。ここには、従来のギャラリーで展示されていた稀少で特別なものという美術品ヘの抗議が含まれていました。また作曲も行い、水のしたたる音の音楽「ドリップ・ミュージック」は、ジョン・ケージの影響を強く受けた実験的で偶然性の音楽として、現在も高い評価を得ています。
ブレクトの前衛的な精神はフルクサスのオリジナル・メンバーとして、発足当初から活動に参加。他メンバーたちより年長だった彼は「フルクサス新聞」の編集等、初期のフルクサス活動の発展に大きな役割を果たしました。この時代の代表的な作品は、イベントのスコアをまとめた作品集「ウォーター・ヤム」で、旅行用トランクに作品を詰めた「フルクサス・キット」やボルト止めの印刷物「フルクサス1」と並び、フルクサスを象徴する作品集と言えます。またラトガース大学で教えていたブレクトは、そこでジョン・ケージや、レイ・ジョンソン、ケン・フリードマン、アリソン・ノウルズやロベール・フィリュウらなどのアーティストと共に「ヤム・フェスティバル」などのハプニングやイベントの多くに参加、フルクサス活動の流布に貢献しました。現在は ドイツケルンで隠遁生活をおくっています。
| 制作年 | 2002年 |
|---|---|
| エディション | ED -/100 |
| サイン | なし |
| 技法 | 102枚のカードと封筒、計103の印刷物、桐箱入り |
| シートサイズ (縦×横) |
13.2x18.2cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | - |
| 額寸 (縦×横×奥) |
13.2x18.2x4.6cm |
| お届け期間 | 約2週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | no data (2007/03/19 更新) |
| C000-00858 |