
ポロックのドリッピング絵画の制作方法を継承し、抽象表現主義のカテゴリーに入れられることが多いサム・フランシスだが、1964年出版の《 1¢Life 》と題された版画集では、ウォーホル、リキテンスタイン、ジム・ダイン、ローゼンクイストといったポップ・アーティストたちと一緒に制作している。確かに絵柄は抽象的だが、色合いはポップだ。オーソドックスな抽象絵画をも取り込むエネルギーをポップ・アートは持っていたといえる。
サム・フランシスが344種類制作したリトグラフは、ほとんどが、1〜6色だが、本作は13色と、最も多く色を使ったものであるように記憶している。歴史的価値ある1点。
1923年6月25日、カリフォルニア州、サン・マテオに生まれる、1994年11月4日没
カリフォルニア大学バークレー校で植物学、心理学、医学を学ぶが、兵役中のパイロット訓練中に事故に遭いその療養中、絵を描き始めた。第二次大戦後、パリに渡り新進画家としてデビュー、成功を手にする。その後はカリフォルニアに拠点をおきながら、パリ、ニューヨーク、東京のスタジオを行き来し、華麗な色彩がほとばしる独自の抽象絵画を展開していった。サム・フランシスの作品には、水墨画を思わせるハネやにじみ、画面に残される大胆な余白の効果など日本や東洋の美術に通じるものがある。1957年に初来日し、ヨーロッパのアンフォルメル運動(第二次大戦後フランスを中心に興った絵画運動。批評家ミシェル・タピエが主唱、あらゆる定形を否定し混沌とした無秩序を探求した)を旋風のようにもたらしたサム・フランシスは、日本人と2度結婚したこともあり、日本で多数制作発表しており、知人も多くゆかりが深かった。
| Untitled SF297 | |
| Untitled SF297 | |
| サム・フランシス | |
| Sam Francis |
| 制作年 | 1987年 |
|---|---|
| エディション |
12/50 |
| サイン | あり |
| 技法 |
リトグラフ |
| 作品本体サイズ(縦×横) |
93x72cm |
| 作品の状態 |
良好 |
| 額仕様 |
白木 |
| 額寸(縦×横×奥) |
109.5x87.5x3cm |
| お届け期間 | 約2週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | ( 更新) |
| 品番 | C000-01115 |
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