
「ハートをぐさり」と訳すのがよさそうだが、琳派を思わせる梅の古木、花の色は少しエグ味のきいたシックな色合い、主人公の着物も地味系。光琳ならたらしこみで描いたはずの幹にはえる苔の緑色を緑青ならぬエメラルドグリーンのパッチワークに置き換えていて新鮮だ。花と同系色のピンクとモスグリーンとがグラデーションで連続して、そこはかとないロマンが漂う。圧巻は突き刺したハートから飛び散る小さなハートたちと虹色の煙。極めてユニークな絵のような情景だ。これはマンガ世代の日本人にしか描けない絵に違いない。
1974年、東京生まれ。 コンピューターソフトIllustratorを使用して、少女や虫、爬虫類、ゾンビなどをモチーフに幻想的でエロティックな世界を描き出すCGアーティスト。1999年に行われた村上隆キュレーションの「東京ガールズブラボー」でデビューし、一躍注目を浴びる。以降、2001年の「Superflat」展(ロサンゼルス現代美術館ほかアメリカ各地を巡回)や2004年の「孤独な惑星 - lonely planet」展(水戸美術館、茨城)など国内外の展覧会に多数出展。2003年以降、村上隆が個展を行っていることで知られるサンタモニカ・ブラム&ポー画廊で個展が継続的に開かれるなど、その評価は年を追うごとに高まり、海外での評価も上昇している。また2005年4月から7月にかけて開催された「リトルボーイ」展の一環として、最新作の「光る都市」と「楽園」が、NYの地下鉄ユニオンスクエア駅中の広告空間を埋め尽くすかたちで展示され、話題を呼んだ。村上隆率いるカイカイキキが推す実力派作家であり、日本のアートシーンを彩る新世代の女性アーティストとして活躍が期待される存在で、今後も目が離せない。
| 制作年 | 2002年 |
|---|---|
| エディション | ED194/300 |
| サイン | あり |
| 技法 | オフセット |
| シートサイズ (縦×横) |
73.2x65cm |
| 作品の状態 | 左下に折れあり |
| 額仕様 | 白/マット |
| 額寸 (縦×横×奥) |
88.2x80x2.5cm |
| お届け期間 | 約2週間 |
| 特記事項 | こちらの作品は左下部分に折れがみられますが鑑賞上問題はございません。 |
| 海外店頭価格 | no date ( 更新) |
| C000-01235 |