
特徴的なレイヤードにより生み出される繊細なマチエールは作品を間近で目にするほどに際立ち、日本美術に通低する感性を追求する造形姿勢と、グローバルに開放された感覚から生み出される絵画空間は、現在の日本人作家では稀になってしまった、おおらかなストロークで、一見した独自性を鮮やかに放っています。
近年の作品はMatzu-MTPのコードネームで培ったグラフィティワークから、ストリート、ユースカルチャー、ファインアートを包括し俯瞰的に捉える領域へと可能性の拡大をみせています。美術館・大学からキュレーターや学識者のスタジオビジットが度重なる他、今年に入りアップされた作家のウェブサイトの影響でコレクターからのコンタクトも急増。ホーランド・コッター氏をはじめ美術評論家よりピックアップされる等、集中する高い評価から、その装飾性や、背景にある身体性を特徴とした、何らかの重要性が見出されていることが窺えます。
松山の作品は、具象と抽象、気色と文様、彩度と明度、混沌と秩序など絵画における境界面を可塑的にしようとするメディテーションに溢れ、来るべき美術の新しい知覚へ踏み込んでいます。ただし、領域横断的でありながらも、決してコスモポリタンの単なるミクスチャーに終始することなく、知性に満ちたリカーシブな独特のバランス感覚をもって鑑賞者を魅了します。
松山智一は、NY在住の新鋭アーティストです。1976年飛騨高山生まれ、東京出身。現在はアメリカ・ニューヨーク州ブルックリン市在住。幼少の時期から父が聖書学を学ぶため、家族で渡米。中学時代に日本に帰国し、上智大学経済学部在籍中から制作を始め、卒業後の2001年に再び渡米しNYプラットインスティテュート美術大学院へ進んだ後、ブルックリンにスタジオを構えています。
その活躍としては、2003年には東洋芸術の権威でもあるNYのアジアン・アメリカン・アートセンターの要請により招待作家としてレクチャーさらに展覧会を開催、アメリカ東海岸で最も大規模な芸術祭ブルックリンDUMBOアートフェスティバルにおいても招待を受けてライブペインティングのプロジェクトを発表しました。その他にも、活動は多岐にわたっており、リーバイスやNikeとのコミッションワーク、2004年に自身がNYでキュレーションした「The Shift Exhibition」は初日に数千人を呼ぶ企画展となりました。
| She-She | |
| She-She | |
| 松山智一 | |
| Tomokazu Matsuyama |
| 制作年 | 2006年 |
|---|---|
| エディション |
unique |
| サイン | あり |
| 技法 |
紙にアクリル |
| 作品本体サイズ(縦×横) |
50.8x38.1cm |
| 作品の状態 |
良好 |
| 額仕様 |
ふきとり/直貼り |
| 額寸(縦×横×奥) |
60.8x48.1x4cm |
| お届け期間 | 約2週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | 3150ドル (2007/07/20 更新) |
| 品番 | C000-01367 |
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