
1988年ドイツ、デュッセルドルフに留学、その後ケルンに移ってようやく生活にも慣れ、奈良スタイルが確立する時期の貴重なドローイング。ナイフを手にしたワルな女の子や首吊りクマちゃんといった当時生まれたモチーフが複数描きこまれている。遠く離れた日本で小中学生による殺傷事件が起こるのは、この数年後ではなかったか。子供の秘められた凶暴性、残虐性を描くことによって警鐘を鳴らしていたのかもしれない。現在奈良さんが描く少女たちは星がきらきらのまん丸な目に変化していて、もうこんな時代に戻ることはないだろう。Hyper EnoughはSuperchunkの95年のアルバムHere’s where the strings come inの1曲目かな?クマさんのおへその×がカワイイ。
1959年12月5日、青森県弘前市生まれ 弘前の県立高校卒業後、武蔵野美術大学、愛知県立芸術大学及び大学院で絵画を学ぶ。 1988年ドイツに渡り、国立デュッセルドルフ芸術アカデミーに入学、A.R.ペンクに師事する。その後ケルンに在住し創作活動を展開。2000年夏、帰国し活動拠点を日本に移す。ムカついた表情の女の子や犬のキャラクターが「カワイー」と呼ばれ、画集ばかりでなく、絵本、写真集、Tシャツ、ぬいぐるみなどのグッズが飛ぶように売れる最も忙しいアーティスト。フィギュア人気にあやかった村上隆の作品と並ぶと個性の違いが明らかだが、まるで60年代アメリカン・ポップ・アートが再来したかのようだ。 作品に登場する子供のイメージは、お絵かきや漫画を読みふけることで寂しさを紛らせていた鍵っ子の奈良の自画像とも言える。子供特有のはじける笑顔は見られず、コクトーのアンファン・テリブル(恐るべき子供たち)を思い出させる、残忍さを秘めた可愛らしさだ。
| 制作年 | 1996年 |
|---|---|
| エディション | オリジナル |
| サイン | あり |
| 技法 | 紙に色鉛筆、アクリル |
| シートサイズ (縦×横) |
21x29cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白木 |
| 額寸 (縦×横×奥) |
30.5x39.2x1.3cm |
| お届け期間 | 約3週間 |
| 特記事項 | 額装費欄は箱、黄袋の費用となっています |
| 海外店頭価格 | no date ( 更新) |
| C000-01626 |