
2006年夏、青森・弘前の吉井酒造倉庫で行われる予定の展覧会「Yoshitomo Nara + graf 2006年夏、青森・弘前の吉井酒造倉庫で行われる予定の展覧会「Yoshitomo Nara + graf 『AtoZ』」。26個(もしくはそれ以上)の小屋を作り、そこに一斉に奈良の作品が展示されるという壮大な試みはこの数年来で最も話題を集める奈良美智の展覧会となることでしょう。同時期には青森県立美術館もオープンし、8.5m(!)の犬のモニュメント「あおもり犬」もお目見えするとか。2006年2月には東京・南青山で期間限定の「AtoZ カフェ」もオープンし、奈良美智の周辺はますます活気づいています。こちらは2004年に発表された版画で、原美術館で「From the Depth of My Drawer」が開催されていたのと同時期に、中目黒のSPACE FORCEで一週間だけ行われた新作版画展で発表されていた作品のうちの1点。ドローイングにも通ずる、奈良の自由でリラックスした感じが伝わってくる作品です。「こんなのあるんだ」と奈良美智の作品のなかでもあまり見かけない珍しい絵柄です。この力の抜けた感じがたまりません。見ているだけで可笑しくなってくるような、ハッピーさに溢れた作品です。
1959年12月5日、青森県弘前市生まれ
弘前の県立高校卒業後、武蔵野美術大学、愛知県立芸術大学及び大学院で絵画を学ぶ。
1988年ドイツに渡り、国立デュッセルドルフ芸術アカデミーに入学、A.R.ペンクに師事する。その後ケルンに在住し創作活動を展開。2000年夏、帰国し活動拠点を日本に移す。ムカついた表情の女の子や犬のキャラクターが「カワイー」と呼ばれ、画集ばかりでなく、絵本、写真集、Tシャツ、ぬいぐるみなどのグッズが飛ぶように売れる最も忙しいアーティスト。フィギュア人気にあやかった村上隆の作品と並ぶと個性の違いが明らかだが、まるで60年代アメリカン・ポップ・アートが再来したかのようだ。
作品に登場する子供のイメージは、お絵かきや漫画を読みふけることで寂しさを紛らせていた鍵っ子の奈良の自画像とも言える。子供特有のはじける笑顔は見られず、コクトーのアンファン・テリブル(恐るべき子供たち)を思い出させる、残忍さを秘めた可愛らしさだ。
| 制作年 | 2004年 |
|---|---|
| エディション | ED 15/52 |
| サイン | あり |
| 技法 | フォトグラヴュール、アクアチント |
| シートサイズ (縦×横) |
48x38cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | 白木/うかせ |
| 額寸 (縦×横×奥) |
55x45x3cm |
| お届け期間 | 約1週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | no data (2006/03/20 更新) |
| C000-01999 |