
渡邊陽平は、風景や人物などのモチーフを、油彩や色鉛筆を用いて細密かつ鮮やかに描きます。一見、非現実的な光景として描かれたそれらのモチーフは、作家自身が現実と非現実の中間のような領域から導き出すもう一つの世界として、曖昧な印象を含みながらも不思議な現実感を有しています。現実と非現実、目に見えるものと見えないものとが混在する独特な世界観と、それらが配された美しさと空虚な印象を併せ持つ白の表現が、渡邊陽平の作品の魅力です。
イメージが配される白の空間は、油絵具を丁寧に磨きこんだ独特な質感に仕上げられており、白の表現に向けられた作家の強い思い入れが感じられます。この白の表現が、描かれたイメージの印象をより際立たせ確かなものにすると同時に、白の上に配された鮮やかな色彩を際立たせます。また同時に、色彩によって紡がれた表現が、白の持つ空虚な印象を際立たせる効果も担い、白と色彩の相互作用が、画面の中の世界を成り立たせているように思われます。作家が中間領域の流れの中で捉えたイメージは、流れの形象を含みながら白の背景と混ざり合い、一つの世界として紡がれるのかもしれません。
1976年長野県生まれ
1998年愛知産業大学・産業デザイン科卒業
2002年富山大学院・教育学研科修了
個展
2003 タイ王立芸術大学ギャラリー 、バンコク、タイ
2006 「星に行く丘」、Yasu Gallery表参道、東京
2007 「瞬きを紡ぐ」、東京画廊+BTAP、東京
グループ展
2001-03 「響展」 参加 富山市民プラザホール、富山
2002 二人展 「5th year」 Gallery Albatros 、新宿、東京
2003 二人展 「ちいさい冬」 元麻布ギャラリーTOYAMA、富山
2004 第一回フォイルアワード FOIL Vol.6
2005 「GAW展」 新宿ゴールデン街、新宿、東京
2005 「リアリティ」 元麻布ギャラリーTOYAMA、富山
2007 「BTAP5周年記念展」 東京画廊+BTAP、北京、中国
| 制作年 | 2007年 |
|---|---|
| エディション | オリジナル |
| サイン | あり |
| 技法 | 油彩、キャンバス、パネル |
| シートサイズ (縦×横) |
81x117cm |
| 作品の状態 | 良好 |
| 額仕様 | なし |
| 額寸 (縦×横×奥) |
0x0x0cm |
| お届け期間 | 約3週間 |
| 特記事項 | |
| 海外店頭価格 | (2010/01/01 更新) |
| C000-02000 |