
漁で栄える北海道のその島には100人以上の人々が住んでいた。100年前、祖母はそこに生まれ幼少に島を離れた。「家の窓からのぞくと、海に続く崖がすぐ近くに見えた」それが彼女から聞いたたったひとつの島のイメージ。幼い記憶、波の音、潮のかおり、夜の海への畏怖、身体全体を通して感じる、ぼんやりとしてはかないイメージは、予感や不安の象徴のように、彼女の人生に影のようについてまわったことだろう。今はもう10人ほどの人々が静かに暮らしている、その島に訪れてみた。いずれはだれも住まなくなる運命の島。島の歴史と人々の人生が重なり合って見えてくる。いつかはただその島の名前だけがその名残を伝え、遠くから眺められるだろう。彼女の住んだ家はもうなくなっていた。もうだれも訪れることのない彼女の記憶のなかの島に、彼女の見た風景を思い描く。
ドキュメンタリーな方法で歴史的・地理的な特殊性を写真として記録するだけではなく、日常のそばに未来の世界を重ね合わせ、未知なもの現代、人間、生きることについての関わり合いを表現しているアーティスト。人工と自然が分かちがたく融合された環境を静的に見つめながら新しい自然観を問う。2002年に開始した「WIND SCAPES」シリーズでは、日本各地に点在する風力発電施設を撮影。また「SIM SCAPES」では青森県六ヶ所村にある「ミニ地球」と呼ばれる生態系実験施設を撮影しつづけている。2007年に自身の祖母が生まれた北海道の「小島」という名の島を撮影したシリーズ「箱の島」を発表。
1971年生まれ。札幌出身
1995年 筑波大学芸術専門学群総合造形コース卒業
1996年 亜細亜を半年間旅する1999年 exhibition「FRAGILE」/オレゴンムーンギャラリー/菊川・東京
2003年 exhibition「中空」/gallery POINT/代官山・東京04
2004年 exhibition「SIMSCAPES」/アップリンクギャラリー/早稲田・東京
2008年4月 101TOKYO Contemporary Art Fair 2008にgallery POINTから出品。
2008年11月から、文化庁の新進芸術家海外研修制度を受け渡米。
| 箱の島 | |
| miniature island | |
| 高田洋三 | |
| Yozo Takada |
| 制作年 | 2007年 |
|---|---|
| エディション |
xx |
| サイン | なし |
| 技法 |
ライトジェット |
| 作品本体サイズ(縦×横) |
41x33cm |
| 作品の状態 |
良好 |
| 額仕様 |
アルミ縁・白マット |
| 額寸(縦×横×奥) |
59.2x51x27cm |
| お届け期間 | 約3週間 |
| 特記事項 | * ギャラリーによる作品証明書が付きます。 * 額装費は販売価格に含まれています。 |
| 海外店頭価格 | (2010/01/01 更新) |
| 品番 | C000-03766 |
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